なるほど・ザ・能力Ｔ

　こんばんは。先週、能力Ｔを使った予想のヒントとなるレースが、二つあったので、記しておきます。今後の予想にお役立ていただければ、幸いです。


　二つのレースとは、私の未購入レースだった、土曜中山11Ｒ・ながつきＳと、日曜中山9Ｒ・勝浦特別です。

　ながつきＳの1番人気に推されたのは、前走の大雪ハンデを、重賞エルムＳと遜色ないタイムで勝ちあがった、マイネルテセウスでした。実際、大雪ハンデは良、エルムＳはやや重でしたので、札幌ダート千七のタイムとしては、馬場差を考慮して、テセウスの方が非常に優秀です。その時、破ったピサノデイラニが、次走中山で圧勝もしました。
　勿論、前走が評価されての1番人気でした。しかし、マイネルテセウスのながつきＳの、能力Ｔ順位は、11位でした。

　繰り返しになりますが、私の能力Ｔは、今回走る競馬場・コースの良馬場に合わせて、各馬の持ち時計から、馬場差・馬場状態差・調教ポイント・ローテーションポイントを増減して、割り出します。
　ながつきＳと同じ、ダート千八の持ち時計がない馬は、千八より短い持ち時計から、長い距離の持ち時計しかない馬は、仕方なく長い方から換算します。この距離を合わせる換算方法は、どの競馬新聞にでも載っているであろう数字を、独自の方法で変換して使っているのですが、マル秘とさせてください。
　持ち時計からは、解らない内外のコース取りや、レースでの不利の有無等は、省いております。また、斤量による補正は、個体差があるので、能力Ｔには、含めていません。
　能力Ｔに、私情は一切入りません。同じ馬柱を何度出されても、同じ能力Ｔ・順位になります。ここは、自信を持って断言できます。

　さて、マイネルテセウスは、6度ダート千八（0・1・1・4）を経験していて、持ち時計は、京都やや重時の1.52.4から、中山ダート千八に能力Ｔを換算したところ、ながつきＳ16頭のメンバー中、11位でした。
　もし、千八を経験していなければ、千七の持ち時計からの算出となって、ながつきＳでも、1位馬となります。未経験で能力Ｔ1位なら、他のファクターを加味して、本命視出来るかもしれません。しかし、残念ながらテセウスは、6度の豊富な千八経験があり、1連対したのみという事実がありました。1番人気であるなら、たった100Ｍだけど距離延長は？中山替わりは？と疑って見る価値十分と思います。

　このレース、1着は1位馬のテイエムファンキー（11番人気）。障害をあきらめての3ヶ月ぶりということで、本命にするのも勇気がいりますが、勝たれたのは不思議でもなんでもありません。


　勝浦特別は、16頭中、能力Ｔ16位で、2番人気に推されていたシベリアンクラシカ（結果4着）についてです。この馬の芝千二の持ち時計は、同じ中山の1.09.6。これからの換算で、能力Ｔは、メンバー中最下位の16位。フェアリーＳで0.2秒差4着を評価して本命の人もいましたが、能力Ｔでなく、各馬の持ち時計で比べても相当遅いタイムです。
　また、前走の新発田城特別の芝千四の、千二の通過ラップから、大丈夫と言う人もいます。よく、通過ラップと、同距離のレースを結びつける人がいますが、間違っていると私は思います。
　ほとんどの人は、お解りだと思いますが、7Ｆ～1Ｆの1200Ｍと、6Ｆ～ゴールの1200Ｍは、似て非なるものだからです。どの距離でも、全馬ゴールを一番早く通過しようとレースをしているわけで、残り1Ｆ地点での1着を目指しているわけでないからです。レース距離が違えば、展開も全然違ってきます。


　話が反れてしまいましたが、能力Ｔ二桁順位馬の人気馬は、とにかく疑って見てください。人気馬に祭り上げられている怪しい馬が見つかると思います。
　逆に、1位から4位馬は、人気にかかわらず、プラス材料を捜してみて下さい。
　そして、皆様の勝負勘で、ながつきＳ、能力Ｔ、1位→5位→2位の決着で、
馬単53440円・3連単594670円のような馬券を的中させてください。

　私も、ＧＥＴ出来る様、精進します。