信州の海(海無し県の信州では海に憧れて、ドライブに釣りに海水浴に新鮮な海の幸を求めて頻繁に新潟県上越周辺に出向くことから、上越周辺の海辺を「信州の海」と呼んでいます)へ車を走らせ、久しぶりに上越から富山方面へ国道8号を南下しました。
しばらく走って昔からお世話になっている漁港の一つ能生に到着しました。海上を走るバイパスができるまでの街中の国道は、それこそ狭く曲がりくねっていましたが、旧道に左折して間もなくの旧カーブに目的地の白山神社があります。
参道入り口に沿って走るのが旧国道、入り江の向こうを走るのが海上を行く新国道、そしてその先が日本海で大陸まで続いています。
能生には何回も来ていますが白山神社は初めてです。驚いたことに、狭い街中とは違って境内は広く整備が行き届いています。中でも萱葺の拝殿はすばらしいものです。
拝殿の奥、石段の上が本殿で国の重要文化財になっています。階段の右脇に蛇の口の水が湧いています。
名水の名称「蛇の口の水」に因んで蛇の口から豊富な水量が湧いています。
聞くところによると、私の住む信州戸隠山との伝承があり、湧いている水の元は戸隠山らしいのですが、??です。
誰でも美味しい名水をいただけるよう柄杓が何本も置いてあります。・・・・・・・・しかし、このままではポリタンクに直接汲むことができないぞ、時間かけても柄杓で汲むしかないかなあ・・・・・・
実は、二つに割った青竹が置いてあり、ご覧のとおり湧き口に置いて下に置いたポリタンクへ橋渡しするのでした。
神社の裏手から子供たちの賑やかな声がしたので行ってみました。なんとトンネルが・・・・ 旧北陸本線の線路跡が久比岐自転車専用道になっていました。複線電化されてはるか南側に線路と駅が移転されるまでは、青森・上野と大阪を結ぶディーゼル特急白鳥もここを走っていたのです。 感慨深い・・・・・・。
能生は地魚の美味しいところで、道の駅マリンドームでは桶に山盛のカニを抱えてカニを食べる場所(室内外の立派なカニを楽しむ施設があります)へ移る大勢の皆さんを見ることができます。 新潟県糸魚川市能生
http://www.ansin-shop.com/