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The ocean Leaves

「落ち葉」のシーカヤック漕ぎとバイクの練習日記

木造カヤックのすすめ・・・

2011-05-21 16:28:05 | カヤック漕ぎ日記

今日はいつも本栖湖なのでたまには西湖を漕いで来ました。

午前中は風もなくとても静かな湖です

ここ西湖は本栖湖よりかなり狭く、水質も劣りますが・・・車を湖畔に着ける事が出来るので便利と言えば便利です
今日は2往復してあとはロデオバックデッキロール(なが・・・)のチェックをしました  しかし、まだ湖水は冷たいです
デジカメが溺死してしまい漕ぎながらの撮影ができなくなったので、最近は携帯の画像しか・・・・
なので今日は『OS-G17 紫電』の構造と運搬方法についての紹介です。


木造シーカヤック・・・『OS-G17』  シーカヤックなので長さは約17フイート 要するに5メートル10センチ 幅53センチ
海でのパドリングで速い速度を維持する事が必要な為、殆んどのシーカヤックは5メートル前後の長さが有りますが・・・この長さ・・・・
シーカヤックの普及の妨げにもなっているのでしょう・・・・
欧米ではカヌ-なりカヤックなりが一家に一艇は所有している程のメジャーな趣味らしいですが・・・日本の住宅事情や運搬を考えると、確かにこの長さは・・・普及しないはずです  隣の軽バンと比べてもこの長さ・・・・カートップすれば確実に規定違反・・ 私はしてますが・・・ よほどの長さでなければ取り締まられる事はないらしいです。  でも、やっぱりパトに付かれると気持ち悪いです

そこで考えるのが分割艇なのですが、今市販されている3分割のシーカヤックは『シレノスⅡ』くらい・・・かな?
一本物のFRP艇がだいたい30万円前後  これが3分割になった途端40万円オーバー・・・・値段の高すぎるのも普及しない原因なのでしょうか? 
それが (オオタケデザインさん)の木造カヤック工房で製作すれば、10万円弱 製作から完全にお任せも出来ます。 一本物から2分割、3分割そしてレベルと希望に応じたカヤックの発注が出来ます まさに自分の体格やレベルそして用途に合わせたオーダーメイドカヤックの製作が可能なんですね~

『OS-G 紫電』も私の設計でオオタケさんに散々我がまま言って製作した3分割艇です。

スターン側の分割箇所。 接合部分はムク材で補強され蝶ネジ7本でコクピットとスターンを接続します


バウ側はバウハッチの穴から手を突っ込んでネジを締めます  ここも私は右利きなので右手を突っ込み易くする為、右側にハッチを付けました
3分割艇は私個人でも自作していますが、この様にムク材などで補強する事で強度的にも不安はありません。 重量は少しかさみますが・・・


分解するとこんな感じ
接合面の黒いのはアクリル板を貼り付けてあります。 ボルトには薄い五円玉程のゴムパッキンが通っていてボルト穴からの水漏れは一切なし  コクピット部分はビルジポンプによる排水労力を最小限にする為、私の足の長さギリギリで作りました。   足短くて良かったです・・・・・・


軽バンの荷台に楽々収まります
奥からバウ、スターン、コクピットを互い違いに入れれば楽勝です  


後からはこんな感じ
車はサンバーのミニバス仕様の軽バンですが、車中泊の時は全部出して組み立ててキャリアに積めばOK牧場・・・・なにか?・・
・・・私はこの軽バンに『湖月』をカートップ、3分割艇2艇とファルト1艇を荷台に、計4艇のカヤックを積載した事がありまして・・・・軽バンから次から次に出てくるシーカヤックに周りのキャンパーが目を点にして見てました

どーです! これでマンション住まいでもアパート住まいでもOK牧・・・・まあ・・収納も部屋の隅に立てて並べれば場所も取りませんし、室内保管なら補修も殆んど必要ないと言えます


これで木造カヤックが日本のシーカヤック事情を一変させる日も近いでしょう。 
要らなくなったらバーベキュウの薪にしちまえば処分もラクです・・・・完璧なエコ!そして環境にも優しい

・・・・完璧