この映画も人間の差別意識を問題視した
ものです。
ある病気のことで国の政策として強制的に
隔離され、自由そして人間の尊厳までも
奪われてしまった人達がいることに衝撃を
受けました。
そして、時代が変わり、国が誤りを認めた
今も、酷い差別意識がはびこっている
という現実を、この映画が教えています。
このような内容ですが、決して後味の
悪い映画ではありません。
樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、の自然な
演技力のせいでしょうか・・・?
そういう意味では、下衆なおばさん役の
浅田美代子も好演といえるのかもしれません。