「魚へん」の雲

　　　　　空ファイル　♪057　イワシ、サバ、うろこ...

　　　　　
　　　　　[天気図] 2006年3月18日6時　[気象衛星画像] 2006年3月18日 9時


　　　　　空一面にあらわれた小さな雲の群れ


この雲は「巻積雲」とよばれる雲です。

別名は

　　　　　いわし(鰯)雲
　　　　　さば(鯖)雲
　　　　　うろこ(鱗)雲

となぜか「魚へん」がつく名前。

　　大海原を泳ぐ小さな魚の群れ　と　大空に浮かぶ小さな雲の群れ...

　　　　　なんだかちょっと似ている？

　雲の高さは約5000～12000ｍぐらい　上層雲に分類されます。

　　　　　「うろこ雲のあとは雨」

これは昔からのお天気ことわざ。

　低気圧にともなう温暖前線が近づいてくると、この雲があらわれ、しだいに
天気は下り坂となります。

　「魚へん」のつく雲、もうどこかに行っちゃった...

巻積雲は天気が急変するときに現れやすい雲なのです。

　　　
　ちなみに、天気図をみると、沿海州と東シナ海にそれぞれ低気圧があり、
このあと猛発達しながら日本の東海上へ進み、一つにまとまったのです。
　北日本では大荒れの天気、各地で強風となりました。


【参考】
・巻積雲をみつけるヒントです！　(→信州大学　雲の学習)
・巻積雲　(→雲の名前)