ひとりごと

30台後半が勉強したことを、とりとめなく、さらしていきます。

知事選

2010-02-23 | 日記
どこぞの知事選が、自民系元副知事の勝利で終わったようだね。

世間では、政治とカネの問題で、あきれた県民が投票した結果みたいに言っている人が多い。

ホントはどうだか知らんし、まぁ、そういう人もいるだろうけど。
そこの県民は、今回の知事選、ホントにそれでよかったのかね?

だって、自民党系の元副知事、県庁に勤めて35年以上のおっさんだろ?
どこの県でもいいけど、県職員と仕事したことある人なら知ってる。
県職員しか経験したことないおっさんって、≒無能力者ってことだぜ?
中央自民党、県知事自民党、安定成長の時代なら、そういう無能力のおっさんでもどうにでもなったかも知れないし、むしろ波風を立てない無風のおっさんのほうが「有能」だったかもしれないが、中央民主、衰退期に求められてんのは、「取れるリスクをとって挑戦する」ことができる人なんじゃないの?

ああ、現プロレスラーの話じゃないのよ(笑)
(自分で元参議院議員で、元プロレスラーじゃないって言っていたらしいが、知事選の前に、プロレス興行で宣伝してたらしい。だから、「現」プロレスラー)

※それから、県職員の全てが無能って言ってるわけじゃないのよ。
若い人、あるいは県庁以外の仕事をしたことがある人では、まともな人もいる。
たぶん、どんだけ元が優秀でも、県庁って空間でだけで長い間、培養されるとおかしくなっていくんだろうね。
30年以上、県職員でしたって人は、もう、みそが、すかすかだよ。
あるいは、利権の歯車になっていて、身動きもできなくなっている人形か。

わかってて、覚悟して投票してるのか?
もしも、義憤を感じて自民に投票したやつがいたら、真面目に考えてほしい。
「あんた、義憤のために、自分をすんでいる県を、無能力者にまかせるのか?義憤のために、衰退継続やむなし、と思ってるのか?前知事から引き継いだ利権が、このまま残っていくことを良しとするのか?」

自分の故郷でも同じ状況なんだけど、俺は、民主や自民にこだわらない。
県庁出身の無能力者に、自治体の長をまかせる気にはならない。

生き残りって大変

2010-02-18 | 日記
いまさら某スノーボーダーの話。

ほとんどの人がくだらない話だと思ってると思う。
やれ、税金で行っといてあの服装や態度はなんなのかとか、逆に服装ぐらい自由だろうとか。

わたし個人は、服装に限るなら、TPOの問題だと思う。
私服は自由。そりゃそうだ。
じゃあ、ユニホーム、仕事着を着崩して服装の自由だ!って言えるかね?
服装は自由だと言っている人、いわゆるユニフォーム着て仕事をしている人たちが、着崩しをしたら、上司に怒られないと思ってるのかね?
それだけの話。勘違いしたガキが怒られて、ハイ、終わり。

で、本題はこれから。
なんでこんなに話が大きくなったのか。
表面的な理由は、あの記者会見でだろう。
問題なのは、なんであの記者会見になったのか、ってこと。

あのガキは、自分が悪くないと思ってるから、態度に出たんだろう。
そりゃそうだ。

そういう話じゃない。
問題は、危機感、空気の読めなさが問題なのだ。

豊田の常務の会見、社長の会見に通じるものがある。
事実やら、個人の心情が問われているわけなじゃないの。

今、何が問題であって、その問題を解決するためには何がベストかってことが判断できてないの。
自分が悪いくないからって、顧客が怒っている時に、おれは悪くねーぜっていう営業マンをどう思うよ?

人は誰も、個人の能力では生きられない。
トップセールスマンだって、製品を作ってくれる人がいなきゃ、話にならない。5000万円、1億円を売り上げたからって、そいつ1人の力じゃない。
給料の計算してくれるおばちゃんだって、その一部なわけ。
簡単な仕事とかそんなんじゃなくて、そこには分担ってのが生じているってこと。
自分がたまたま、営業の能力があるから、その最前線に送られて、成果を出したからといっても、それは1人の成果じゃない。
オリンピックでも同じ。
強化費やら、遠征費やら、いろいろもらったんだろ?
自腹でコーチをつけてるわけじゃないんだろ?
そもそも、オリンピックって、国の代表なんだから、代表枠ってのを戴いているわけよ。
どこかのヤンママが、葬式の時にリボンとミニスカ履いてたら叩かれたってのとはわけが違うぜ。
(こっちの方は、自分が何に支えられているのか、ってことを理解してなかったと思う、すなわち、ヤンママって感じで頑張ってるわねーって言う感じで応援してくれている人たちが「気に入らない」ことをやったらいかん。)

あのガキは、たぶん、普段からあんな感じなんだろう。
人間って、昇り調子の時には周りもサポートしてくれるんだけど、下げ調子の時は、つらく当たってくるのが当たり前。
だけど、普段から、昇り調子の時から、会計のおばちゃんに、ありがとうって言えるガキは、稼ぎが下り調子の時でも、「あの子はホントは良い子だから」って言ってもらえるんだぜ?
ところが、普段から、謙虚でないやつってのは、一旦、下げ調子になってしまったら、周りからの攻撃はひどいよ。

この問題が起きた時、「彼の周り」で、彼を庇ったやつって、大学の指導教官ぐらいじゃない?
一緒に行った同僚も、過去の同僚も、反省すべきというやつはいても、守ろうってやつはいなかった。
それどころか、前回オリンピックで酒飲んで暴れてたとか、そういうチクリまでしてくるやつまでいたしね(笑)

失敗や、思わぬ勘違いの結果、たたかれる時ってのは、誰でもあるんだよ。
問題なのは、そんなときにどうするの?誰か助けてくれる人はいないの?って話だと思うんだよね。

あのガキには、それがなかった。それをしてこなかった。
本人を知らない人が、周りで服装ぐらい自由じゃないか!日本の全体主義が気持ち悪いって騒いでも、なんの影響力もないよ。

というか、ホ○エ○ンって、自分も同じ目にあったのに、「なんで自分が、たったあれだけのミス」であれだけの目にあったのか、ホント、理解してないんだね(笑)
法律ががんじがらめとか、既得利権がどうのという話じゃないんだよ。
悔しかったら、日本以外で同じことやってみればいいんだよ、結局、そこがわからん以上は、同じめにあうぜ?

普段から人を大事にしないやつは、いざという時は誰も助けてくれない。
たぶん、そんなことは誰も教えてくれないけど、とっても重要なことだよね。

政治家対官僚

2010-02-01 | 日記
とある本を読んだところ、日本の明治からの政治歴史というのは、議員主導(民主主義からの選抜)と、官僚主導(一部エリートによる啓発)の綱引きなんだそうだ。

元々、イギリスが前者の代表格で、ドイツが後者の代表格だそうな。

例えば、犬飼が議員主導をしたかと思えば、それが暗殺という実力行使によって、軍官僚支配へと移って行き、近衛文麿でエリート主義が完成する(大勢翼賛会によって、議会は事実上の意味を失う)

戦後も、バブル絶頂期から不況のどんぞこへ導いた橋本は、官僚型の政治によって、ある種の筋論を通すことを好み、結果として環境変化に合わない政策を行い、バブル崩壊を起こす。
それが、小渕によって一次的に政治主導になるが、小泉は真の問題を矮小化して、官僚まかせにすることによって、再び、官僚が力をもつ、と。

うーん、官僚支配が、積み上げ型の、状況激変時にまったく合わない、「省あって国なし」政治だというのは、よくわかるんだけど。
小渕のアホみたいな借金政治や、犬飼の統制を失った軍対応とか、必ずしも良いかね?
(まぁ、後者こそは官僚支配の問題なのかもしれないが…)

となると、どっちも善し悪しってことだけど。

鳩山は、官僚主導か、政治主導か。

…なんか、検察が、汚澤を攻撃することが、官僚の反乱って言っている人たちが結構、いるみたいだけど。
権力者が犯罪者でいいのかって話だよね。