伊豆大島ジオパーク研究会 ブログ

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2019年7月の月例企画

2019年07月14日 11時59分37秒 | 日記
伊豆大島ジオパーク研究会

「ジオ研セミナー あんこさん四方山話」

 大島を語るときに欠かすことのできないあん
こさんをキーワードに、かつて登山道にたくさ
んあった茶屋の研究や、伊豆大島文学・紀行集
の発行にご尽力されている藤井虎雄さんにお話
していただきます。

講師 
藤井虎雄 (伊豆大島木村五郎・農民美術資料館)
日 時 7月25日(木)午後7時~9時頃 
会 場 開発総合センター大会議室

伊豆大島ジオパーク研究会
      白井嘉則 ☎ 2−3259
      田附克弘 ☎ 090−4050−9515



「広報おおしま」7月号20ページ掲載原稿





ジオ研セミナー「あんこさん四方山話」第一回盛況で終了しました !(^^)!

講師の藤井さんお疲れ様でした.

総参加者 32名 ジオ研会員14 一般18

と,いつものセミナーの約2倍の方々が集まってくれました.

藤井さんが若い頃のご実家(土産物店) の盛況ぶりを聞き,用意してくださった戦前の映像を見てかつての大島が今住んでいる島とは別の場所のような感じを受けました.

印象的な事は,今よりもずっと鄙であったこの島に大島観光の黎明期に投下された資本 (大島公園・滑走台・多くの茶屋 etc.) の莫大さや観光にかける情熱の強さでした.
昭和初期の質素で地道であったろう本邦の人たちの日常に唐突に起きたような島旅ブームの持つ熱量が今では想像しにくいほど高く見えます.

1950年噴火の溶岩に覆われるずっと前に,文字通りの表砂漠や砂丘のような内輪山をまるで蟻の大群のように登る信じられないくらい多くの登山客や今考えても莫大な資金が要ったであろう滑走台の稼働している動画は右肩上がりの観光地のエネルギーに満ちています.

藤井さん製作の来島した文人墨客リストの数の多さや登山道沿いにあった多くの茶屋リストなど全てが活気に満ちています.
私自身は海外旅行ブームが起きる前1970年代の83万人/年の来島客の爆発的なスケールを経験していますが,それとも少し違う,船で行く異国に近い非日常を楽しむ傾向がより強かったと思います.

最近また静かにフューチャーされはじめた島観光の性格はそういった従来の島旅とはまた異なる印象があります.
ダイビング・トレッキングや自転車などのスポーツや体験型観光は島全体が,かつてのように大きく潤うことはないかもしれないけれど,団体観光とは異なる印象を人々に残すと思います.どちらも楽しいことですね.

今回は多岐に渡るテーマを短時間で語っていただいたので,時間がやや足りなくなってしまいました.さほど遠くない時期に第二回目を企画しましょう(^^)


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コメント
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