音楽が好きで、いろいろ聞いてきました。
小学校のころは、グループサウンズ全盛期で、私はタイガースが一番好きでした。最初に買ったレコードもタイガースの花の首飾りでした。そのレコードは今も大切に持っています。トッポの声が美しく、哀愁あるメロディーによくマッチしてました。当時は小さなレコードプレイヤーで、一緒に歌いながらきいてました。レコードはプレイヤーの針が乗っかると、ザーッという針がこすれる音がして胸が高鳴り興奮します。そしてイントロがなり始めると夢の世界でした。
好きな曲は何度もなんども繰り返し聞くので、レコードのみぞがすりきれてしまうほどです。聞きたいけど、すり減らしたくないと相反する感情にとらわれてジャケット写真だけみて、、このまま新しいままで保存しておきたいと思うこともありました。自分にとってそのくらい昔のレコードは、存在価値が大きいように感じました。LPレコードのジャケットは、素晴らしいものが多く、タイガースでは、ヒューマンルネッサンスというLPジャケットが私は好きでした。シングル盤はひと回り小さなレコードですが、タイガースのポリドールレコードは、ビクターやキングレコードと比べると、紙の質が厚く質感があり、より豪華に感じました。今は、インターネットでどんな音楽もすぐに楽しめる時代ですが、自分の子供時代は、なかなか好きな曲も自由には聞けず、やっとの思いで手に入れたレコードの価値は大きかったように思われました。