音楽情報番組で、誰かが言っていた。
映画「ラストエンペラー」の挿入曲Rainが素晴らしいと。
皇帝第二王妃の文繡が離婚を決意し、雨の中去っていくシーンで使われている坂本龍一さんの曲です。
この映画は昔観たことがありましたが、正直思い出せませんでした。
4Kレストア版が上映されていたので、曲に注目して観てみました。
満州国最後の皇帝溥儀の第二王妃文繡が、満州国崩壊後に
“妾は嫌なの…離婚して…”
階段を駆け下り雨の中を出ていく…
召使が傘を差し出し受け取るが
“傘は要らないの”と置いて走り去る。
文繍の決意や不安を見事に表現した曲です。
うまく言い表せないのですが、誰も真似できない坂本さんの音だなと思いました。
energy flow と戦場のメリークリスマスに次いで好きな曲になりました。