
8月の台風三兄弟が連続通過して、末っ子台風は何処へ向かうのか…大きな被害も無く静かな朝が戻ってきました。夏休み中の子供陶芸教室作品も無事にお返し出来た後は、メインで使う減った釉薬を追加調合しておかなければなりません。
計量ミスが出ない様に調合するので雑念(と言うか来客や電話)が無い、夜中~明け方がちょうど良い時間帯です。白系の釉薬(開発CODE-GW3)が大沢窯ではベストセラー。この釉薬は10年ほど前大沢窯をスタートさせるため堤焼乾馬窯職人時代にテストを重ねていたものの1つ。
それでも所を変え、土も変わり、窯も火も変わると結果も大きく変わります。良く師に『焼き物はテスト、テスト…テストの繰り返し…』とお茶の時間や窯の作業中に語られた事思い出します。
トライ&テスト…これが《やきもの》に携わる者の生き方とも言えます。

原料調合→ポットミルで混合粉砕→ふるい濾し→沈澱(写真)→上水を流して完成→テストピースにて本焼→実戦投入