oogakinetの情報処理技術備忘録

様々な技術提案を記していきます(出席管理方法、センター試験リスニングテストのICプレーヤーの改良、振り込め詐欺対策)。

振り込め詐欺対策のための携帯契約回線数上限5回線

2008-03-30 23:42:44 | Weblog
自民党のワーキングチーム(WT)が振り込め詐欺への新たな防止策をまとめたとのこと。個人の携帯電話契約回線数の上限を5回線にする等の対策が盛り込まれているとのこと。

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200803270424.html

啓蒙活動も含め、従来提案されている振り込め詐欺対策は、間接的なものが中心でしたが、”5回線”という対策も間接的なもののようです。このような対策の積み上げが事態を改善していくことを祈っています。

直接的な対策としては、次のような方法が良いと考えています。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518

茨城県警、金融機関、振り込め詐欺

2008-03-06 23:23:11 | Weblog
茨城県での振り込め詐欺多発について、茨城県警は「被害を未然に防ぐためには金融機関の的確な対応が重要、そして事が起きたら警察にいち早く通報を」(大山博行生活安全課長)とのこと。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20080305/CK2008030502092782.html

「金融機関」が果たす役割があることはそうだと思いますが、具体策はなかなか難しい問題があります。

私は次の方法が良いと思います。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518

乱数を記したチケットによる出席管理のビジネスとしての採算性

2008-02-24 23:22:47 | Weblog
乱数を記したチケットによる出席管理のビジネスとしての採算性

2008年2年24日 井戸伸彦

■はじめに

次のページに記した大学等での出席管理方法について、これをビジネスとして採算にのせる方法について説明します。
http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070513

《要旨》出席を証明する乱数を記した出席チケットの裏側に、広告を印刷して採算性を確保する。

■1.無料サービス

「タダコピ」(0円コピー)がビジネスとして成立していることは、ニュースなどで良く知られています。

http://www.tadacopy.com/
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061025_tadacopy/

広告によりサービスを無料とする方法は、この他にも数多くの実施例があります。

■2.出席管理システムへの応用

乱数を記した出席チケットを配布する出席管理の方法(http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070513)についても、
出席チケットの裏側などに広告を印刷することで、広告料収集を得ることが出来ます。これにより、大学へ費用負担を求めないことで、普及を図ることが可能となります。




■3.教育機関向けメールサービスとの連動

教育機関に向けたメールサービスの提供は、これからますます一般的になることが予想されます。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070403/267317/(Googleによる日本大学への提供)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070802/278964/?ST=pc_news_print(MSNによる日本体育大学や杏林大学への提供)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080213/293729/(Yahooによる早稲田大学への提供)

このように学生がメールアカウントを持つことになれば、同じIDを用いて出席管理が可能となります。メールは学生によってその利用頻度が大きく異なりますが、出席管理は学生が漏れなくアクセスすつという意味で強力なコンテンツとなります。すなわち、学生時代からユーザを取り込むという観点から、メールサービスを提供する業者には魅力があります。



出席管理が安価に実現出来るということは、大学にとっても大きな魅力になりえます。

■おわりに

乱数を記したチケットによる出席管理のビジネスとして採算にのせる方法について説明しました。継続して議論して頂ける会社/機関がありましたらご連絡を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

-以上-

振り込め詐欺対策と「お達者訪問大作戦」

2008-02-19 00:41:16 | Weblog
埼玉県で、六十五歳以上の高齢者三十万世帯に向けて、交通事故や振り込め詐欺などの被害に遭わないよう小中高校生らが訪問して呼び掛ける「お達者訪問大作戦」を展開しているとのこと。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008021502087756.html

「大人が交通ルールを説明しても『分かっている』とあまり真剣に聞いてくれない事が多いが、子供達が一生懸命説明する事で、高齢者も耳を傾けてくれるのではないか」と効果を期待しているそうです。

私も効果があるのではないかと思います。しかしながら皮肉に感じるのは、年少者への愛情に基づく効果(?)を狙っているのは、「振り込め詐欺」も同じではないかということです。「お達者訪問大作戦」で年少者に対する気持ちが煽られて、「振り込め詐欺」が増加するというようなことは、まさか無いとは思います。そのようなことではないにせよ、「振り込め詐欺」が愛情を利用した犯罪であることには暗い気持ちにはなります。

私は職業柄若い方と話す機会が多いのですが、とりたてて深刻ということでも無く何やら訳の解らない不安に駆られている子の話を聴くと、その不安の要約は「愛は可能であるか?」ではないかと感じる時があります。若い人の場合はそのような不安が叙情的に見える形で現るのですが、そのまなざしには世代を超えて共通であるものも感じます。特に高齢者が年少者に持つ愛情は、何の手段でも目的でも無い、それだけの独立したものです。「振り込め詐欺」に潜む悪意は、これを脅かす現象なのでしょうか。

e-learningにおける本人確認方法の提案

2008-02-06 00:27:22 | Weblog
e-learningにおける本人確認方法の提案

井戸 伸彦(ido@gifu-keizai.ac.jp)

■はじめに
e-learningなどでサーバからクライアント利用者(=受講者)の本人確認を、インターネットを介して行なう方法を提案します。

■1.基本的なしくみ
提案法では、クライアントのパソコンに接続したUSBカメラにより受講者の画像を撮影し、サーバへこれを送ることで本人確認を行います。その際に鏡を設置し、パソコンのディスプレイ上の表示画面が鏡に映りこみ、USBカメラで撮影される映像にこの表示画面が反映されるようにします。



■2.不正を防ぐ方法
サーバからのコンテンツ提供を受けてクライアント利用者が受講する間、サーバから本人確認のためのUSBカメラによる撮影が不定期に起動されます。この際に、コンテンツとしてサーバから供給された表示画面が鏡を通じて撮影映像に記録されることになります。不定期に行なわれた撮影時の表示画面が映像に記録されていることをサーバ側で確認することにより、映像を予め準備しておくタイプの不正を防ぐことが出来ます。
撮影に同期して前項の図に示すように撮影キーを表示画面に挿入して、撮影画像に刻印相当を設定することも可能です。撮影キーは文字に限られる訳ではなく、不正を防ぐ(4項参照)ための特別な映像とすることもできます。

■3.本人確認の方法
サーバ側での撮影映像の確認は画像認識で行なう方法もありますが、単純にその写真を「単位認定証」のようなものに印刷して目視で確認することも可能です。
(認定書に写真を入れると、記念の意味を持たせることが出来るかもしれせん。)



■4.課題
サーバから供給される特徴を持たせた画像を解析して、鏡への写りこみを考慮した”顔写真”を合成することは、画像処理技術を用いて原理的には出来るはずです。それがどの程度困難なのかを見積もり、対抗策を考える必要かもしれません。

■おわりに
e-learningなどでサーバからクライアント利用者(=受講者)の本人確認を、インターネットを介して行なう方法を提案しました。なお、本提案は2002年に考えたものです。次のニュースを見て思い起こし、本文書をまとめました。
「サイバー大学、本人確認せず単位」(2008年1月21日 読売新聞)
(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080121ur02.htm)
―以上―

大学入試センター試験リスニングICプレーヤーの品質を観察可能とすること

2008-01-20 00:34:14 | Weblog
大学入試センター試験でのリスニング試験でのICプレーヤー不調について、3年目の今年も報道されています(2008年1月19日)。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/080119/edc0801192141010-n1.htm

http://www.asahi.com/life/update/0119/TKY200801190059.html

"不調"により再開テストとなった人数について、155人とか、181人とかと報道されています。
大学入試センターの山口良文事業部長は、「再テストの受験者がゼロになるよう改善策をとっていきたい」と語ったそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080119itw3.htm?from=top

ほとんどの人が"ゼロになるとはないだろう"と考えていると思います。そして、その原因は品質の限界ではなく、受験者が本当に聞こえているか否かを観察できないことにあると考えている方が多いのだと思います。品質が上がっても、それが観察出来ないのであれば、品質が上がらないのと状況は変わらないという認識は、工学的には一般的な認識、もっと言えば当たり前の認識だと思います。

ICプレーヤーの品質を、イヤホン・ジャックの金メッキにより上げようという報道がありましたが、"金メッキ"という語感も伴って大時代な雰囲気を感じた人が多いと思います。私個人としては、"金メッキ"も辞さないという姿勢、技術者としての仮借のない理知を発揮しようとする姿勢については、尊いものを見るように感じました。
それでもやはり、金メッキだけではないだろうとは思います。観察可能(observable)であることが重要です。

次の方法を用いて、ICプレーヤにより受験者が聴取していることを観察可能とする必要があると私は考えています。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070517

振り込め詐欺、銀行が対策に本腰とのこと

2008-01-07 23:11:37 | Weblog
振り込め詐欺被害者救済法が成立したことなどを受け、銀行が対策に乗り出しているとのこと。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071224AT2C2101S23122007.html

「振り込め詐欺の被害者からの電話相談に20人体制で対応し...」とあるので、それなりの費用をかけているのだと思います。永続的にこのような人件費をかけて、被害者への対応を行なうことは、対費用効果としてはあまり良くないように思うのですが、どうなのでしょうか?

次のような方法でシステム用いた予防措置を取ることが、対費用効果の点で優れていると考えています。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518

振り込め詐欺の残金返還

2007-12-16 21:31:18 | Weblog
振り込め詐欺の残金返還=被害者救済法案が衆院通過 (時事通信) - goo ニュース

このような法案が成立したことは、良いことと思います。

しかしながら「残金変換」という言葉が示すように、振り込み直後に犯人から引きおろされる場合への対処にはなっていません。次のような方法で、振り込み自体を食い止める必要があると考えます。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518

振り込め詐欺対策法案について

2007-12-07 23:38:03 | Weblog
「振り込め詐欺」に対する規制法案が今日財務金融委員会で採決されたとのこと。

http://www.election.ne.jp/10375/33122.html

被害者が犯罪者の口座に振り込みを行なってしまったあと、被害者や警察からの申し立てによりその口座を閉鎖し、閉鎖を公告してから60日で口座所有者からの通報がない場合は振り込みを取り消して被害者にお金を戻すというもののようです。

このような法案が採決されたことは喜ばしいことですが、被害者や警察からの申し立てよりも前に引き出された場合には、手の打ちようがないのではないでしょうか? むしろすぐに引き出されてしまうことが多いのではないでしょうか?

より根本的な対策は、やはり予防的な手段をとる必要があるのではないかと思います。私はシステムを用いた次の方法が良いと考えています。いかがでしょうか?

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518

振り込め詐欺への抜本的な対策はあるのか?

2007-10-27 00:28:40 | Weblog
神奈川県内の振り込め詐欺被害が過去最高となってしまったとのこと。

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiioct0710297/

被害を減らすための対策は、この先高齢化が進むなかでこれまで以上に必要となっていくと懸念されます。また、加害者となるのは「オレオレ」と電話を掛ける若い人たちで、これも深刻なことだと思います。犯罪に手を染める機会がなければ犯罪者は生まれないという側面がありますが、「オレオレ」と電話を掛けた若い人たちに巣食うものを思うと暗い気持ちになります。
振り込め詐欺について、加害者側の「倫理観」を喚起しようとする話は、当たり前ですが、聞いたことがありません。しかしながら、被害者側に「注意」を喚起することも、加害者側に「倫理観」を喚起することと「対策」としてはあまり変わりないようにも思います。犯罪に手を染める「機会」を原理的に、あるいは、システムとして減らすことが重要ではないでしょうか? 私は次のような方法が良いと思います。

http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070518