
絵本にシリーズ『ゆうたはともだち』というのがあります。
ハスキー犬の目を通した小さな男の子やその家族、
つまり飼い主一家との触れ合いを、
人と犬という比較の視点からとてもシンプルに描いてあり、
自分の普段の姿を振りかえるきっかけを提供してくれています。
確か1作目の最初のほうに出てくる場面ですが、
少年を前にして、犬のこんなことばがありました。
「おれ、犬。おまえ、人間。」
「おまえ、すぐ泣く。おれ、我慢する。」
何かイヤなこと・大変なことがあっても
「おまえ、すぐ泣く(泣き言を言う、文句を言う)」のでは、
信仰云々以前の話として、
大人のヒトとして犬の前でみっともないなあなどと、
ふと思い出されるセリフになっています。