
残念ながらYouTubeで見つけられませんでしたが、テゼ共同体の歌に「神の国は近づいた」というのがあります。
神の国は近づいた
神の国は近づいた
狭い門から入りなさい
神の国は近づいた
というシンプルな歌詞です。
ある日、道を歩きながら口をついて出たこの歌、ふと気づいて立ち止まってしまいました。
「狭い門から入りなさい」の「せまーい」は♪♩♪のリズムのはずですが、わたしが無意識に歌っていたのは「あいてる」♪♪♪♪のリズム。「開いてる門から入りなさい」という歌詞に変わっているではありませんか。
これって本音!? 努力したくないというのが丸見え? 自分でもおかしくて、その場でつい笑ってしまいました。神さまも聞いていて笑ってらっしゃるみたいです。
天の国に入ると聞くと、この世での聖を終えて、天国に迎えられるという意味で聞くこともできます。が、聖書のことばというのは亡くなった方のためというよりは、わたしたち生者のためにこそあると思います。
この世界で生きながら神の国に入る。それは、神と同じ目線で、つまり上から目線でも分析の目線でもなく、「泣く人とともに泣き」「笑う人とともに笑う」共感の視点で生きること、神の価値観、愛の価値観で物事を見るという世界に生きることではないでしょうか。
難しいからこそ、狭い門といわれるのでしょう。でも、たまには開いてる門もあるかも!?