しばらく放置していました
需要があるかどうかは不明ですが、LTO-7/8をWindows環境でLTFSで使うときの備忘です。
自分用なのでいろいろ雑ですがご容赦ください。
【必要なもの】
①LTO-7/8ドライブ(miniSAS接続)
②PCIe 8xが刺せるマザーボード
③Windows7 64bit版(Professional)
④Skylake世代のCPU
⑤メモリとかケースとか電源とか
⑥必要ならSAS-HBA
【解説】
①
始めるに当たってドライブは必要ですね。そりゃそうだ。
国内の通販なり何なりで入手しようとすると、70万とか100万とかします。
backupworksとかで購入するとだいぶ安い。
インターフェース(⑥)はSAS(Serial attached SCSI)かFC(Fibre channel)なんですが、
そんなものは普通にPC組んでもついて来ないので、SAS HBA bundleを買うか、
Amazonなどで調達することになる。
それでも海外から通販すると3000ドル強なので、消費税・関税を含めても
国内で買うよりずっと安い。国産なんだけどね。不思議。
自分はQuantumの外付けLTO-7をHBA bundleで買いました。
2016年頭くらいだったと思うけど、値段は今とほぼ変わりなかった。
そして、大事なことは、LTOドライブをテープメディアとしてではなく、
リムーバブルメディアとして扱うために必要なLTFSというソフトが、Windows10に
対応していないこと。
追記参照。対応しました。
現状はWindows8.1までの対応となっています。このため、
新たにLTOドライブを新しいコンピュータで使おうと思ったら②-⑤の回り道が
必要となります。
もともとあるWindows8.1までのコンピュータにSAS HBAを刺せるならもうそれで
おしまいです。
②
あんまり推奨されないけど、自分はLTOドライブをいろいろ持ち運んで、
出先でバックアップとかしたいと思ったわけ。
すると、本当はノート型パソコンがいいんですが、インターフェースが合わない。
一度実現した方法としては、Thunderbolt3→Thunderbolt2→miniSASという多段下駄で
つないだことはあったんですが、持っていたThunderbolt3がWindows10だったので、
前述のとおりLTFSが対応せず沈没。Mac miniを買ってみたらその組み合わせでまあまあ
動作はしたんですが、LTFS Quick toolsが操作が煩雑で自分にはあまりあわず、
結局せっかくの下駄もMac miniごとお蔵入りになりました。
今はStarchive LTFS for Macよさそうですが。
自作は2週間ぶりで特に勘が鈍るほど間隔は空いていなかったのですが、問題はWindows7 proを
入れたいときに新しくてコンパクトなPCの選択肢の幅が狭いこと。
(わざわざWindows8, 8.1を買いたくなかった)
コンパクトPCでPCIe 8xが刺さるベアボーンで、Shuttle XH110Gがよさそうなので購入しました。
③
探せばあります。秋葉原ではチラッと見ただけでまだ3店舗で販売が確認できました。
DSPバンドルでゴミみたいなメモリと一緒に買ったのですが、レジの人に「ここで捨て
ちゃってもいいですか」と聞いたら快く引き取ってくれましたwww
④⑤
LGA1151なので、Windows7を導入するのにSkylakeを使いました。
ツクモの中古にいったらついさっき売れたというのでソフマップで6700、
DDR4-2400 SODIMM 8GBを1枚購入。
ついでにNVMeのTranscendのSSD 250GBも買った(このせいでややこしいことに)。
ベアボーンなのでケースと電源はまあいい。
Shuttle純正のWLN-Pも買えればよかったのだが、品切れでIntelのAC 3160にしたことで
またややこしいことに。
【インストール】
Windows7はUSB3ドライバがないのは周知のとおり。このため、プロダクトIDを使って
Windows7のISOをダウンロードしてDISMでインストールイメージを書き換える必要がある。
しかし、手持ちのWindows10機はすべてUEFIブートなので、Microsoft謹製ツールでは
レガシーブートのUSBメモリが作れない。しかも買ったSSDがNVMeなのでそのドライバも必要。
インストールに成功してもチップセットドライバを入れて再起動するとそのまま動かなくなったり。
散々試行錯誤した結果、
・WindowsインストールUSBメモリはRufusで作る
・Shuttleのwebから引っ張ってきたチップセットやLAN等のドライバをDISMでboot.wim, install.wimに入れる
・できたらSAS HBAのドライバやLTOドライブのドライバも入れちゃう
・boot.wimはWindows10のものにすげかえる(!!!)
・そのboot.wimにKB2990941 KB3087873などをDISMで入れる
・インストール時にプロダクトID認証は通らないので未入力で進む
まさかと思いましたがwindows10を利用するのはIntel御大の推奨です。
とやるとなんとか通過することができました。
以上備忘録。
2019年12月追記
放置していましたが…
QuantumもLTO-7のWindows10ドライバを出しましたので、Windows7で頑張らなくてもよくなりました。
Windows7もサポート終了ですものね。
https://www.quantum.com/ServiceandSupport/SoftwareandDocumentationDownloads/LTO-7hh/Index.aspx
すなわち、必要なものは現時点で下の通りです。
【必要なもの】
①LTO-7/8ドライブ(miniSAS接続)
②Windows10が動いていて、PCIe 8xのSAS-HBAが刺さったマザーボードを使ったPC
①については、現状の最新世代はLTO-8で、LTO-7は世代遅れなんですが、ちっとも値段が下がっていません。
おそらく輸入業者も商売相手が企業なんで、特に値下げ競争をする必要もないんでしょうか。
②については普通に普通のもので大丈夫です。全く問題なく最新のLTFSをインストールするだけで動作しました。
簡単になったものです。
需要があるかどうかは不明ですが、LTO-7/8をWindows環境でLTFSで使うときの備忘です。
自分用なのでいろいろ雑ですがご容赦ください。
【必要なもの】
①LTO-7/8ドライブ(miniSAS接続)
②PCIe 8xが刺せるマザーボード
③Windows7 64bit版(Professional)
④Skylake世代のCPU
⑤メモリとかケースとか電源とか
⑥必要ならSAS-HBA
【解説】
①
始めるに当たってドライブは必要ですね。そりゃそうだ。
国内の通販なり何なりで入手しようとすると、70万とか100万とかします。
backupworksとかで購入するとだいぶ安い。
インターフェース(⑥)はSAS(Serial attached SCSI)かFC(Fibre channel)なんですが、
そんなものは普通にPC組んでもついて来ないので、SAS HBA bundleを買うか、
Amazonなどで調達することになる。
それでも海外から通販すると3000ドル強なので、消費税・関税を含めても
国内で買うよりずっと安い。国産なんだけどね。不思議。
自分はQuantumの外付けLTO-7をHBA bundleで買いました。
2016年頭くらいだったと思うけど、値段は今とほぼ変わりなかった。
そして、大事なことは、LTOドライブをテープメディアとしてではなく、
リムーバブルメディアとして扱うために必要な
対応していないこと。
追記参照。対応しました。
現状はWindows8.1までの対応となっています。このため、
新たにLTOドライブを新しいコンピュータで使おうと思ったら②-⑤の回り道が
必要となります。
もともとあるWindows8.1までのコンピュータにSAS HBAを刺せるならもうそれで
おしまいです。
②
あんまり推奨されないけど、自分はLTOドライブをいろいろ持ち運んで、
出先でバックアップとかしたいと思ったわけ。
すると、本当はノート型パソコンがいいんですが、インターフェースが合わない。
一度実現した方法としては、Thunderbolt3→Thunderbolt2→miniSASという多段下駄で
つないだことはあったんですが、持っていたThunderbolt3がWindows10だったので、
前述のとおりLTFSが対応せず沈没。Mac miniを買ってみたらその組み合わせでまあまあ
動作はしたんですが、LTFS Quick toolsが操作が煩雑で自分にはあまりあわず、
結局せっかくの下駄もMac miniごとお蔵入りになりました。
今はStarchive LTFS for Macよさそうですが。
自作は2週間ぶりで特に勘が鈍るほど間隔は空いていなかったのですが、問題はWindows7 proを
入れたいときに新しくてコンパクトなPCの選択肢の幅が狭いこと。
(わざわざWindows8, 8.1を買いたくなかった)
コンパクトPCでPCIe 8xが刺さるベアボーンで、Shuttle XH110Gがよさそうなので購入しました。
③
探せばあります。秋葉原ではチラッと見ただけでまだ3店舗で販売が確認できました。
DSPバンドルでゴミみたいなメモリと一緒に買ったのですが、レジの人に「ここで捨て
ちゃってもいいですか」と聞いたら快く引き取ってくれましたwww
④⑤
LGA1151なので、Windows7を導入するのにSkylakeを使いました。
ツクモの中古にいったらついさっき売れたというのでソフマップで6700、
DDR4-2400 SODIMM 8GBを1枚購入。
ついでにNVMeのTranscendのSSD 250GBも買った(このせいでややこしいことに)。
ベアボーンなのでケースと電源はまあいい。
Shuttle純正のWLN-Pも買えればよかったのだが、品切れでIntelのAC 3160にしたことで
またややこしいことに。
【インストール】
Windows7はUSB3ドライバがないのは周知のとおり。このため、プロダクトIDを使って
Windows7のISOをダウンロードしてDISMでインストールイメージを書き換える必要がある。
しかし、手持ちのWindows10機はすべてUEFIブートなので、Microsoft謹製ツールでは
レガシーブートのUSBメモリが作れない。しかも買ったSSDがNVMeなのでそのドライバも必要。
インストールに成功してもチップセットドライバを入れて再起動するとそのまま動かなくなったり。
散々試行錯誤した結果、
・WindowsインストールUSBメモリはRufusで作る
・Shuttleのwebから引っ張ってきたチップセットやLAN等のドライバをDISMでboot.wim, install.wimに入れる
・できたらSAS HBAのドライバやLTOドライブのドライバも入れちゃう
・boot.wimはWindows10のものにすげかえる(!!!)
・そのboot.wimにKB2990941 KB3087873などをDISMで入れる
・インストール時にプロダクトID認証は通らないので未入力で進む
まさかと思いましたがwindows10を利用するのはIntel御大の推奨です。
とやるとなんとか通過することができました。
以上備忘録。
2019年12月追記
放置していましたが…
QuantumもLTO-7のWindows10ドライバを出しましたので、Windows7で頑張らなくてもよくなりました。
Windows7もサポート終了ですものね。
https://www.quantum.com/ServiceandSupport/SoftwareandDocumentationDownloads/LTO-7hh/Index.aspx
すなわち、必要なものは現時点で下の通りです。
【必要なもの】
①LTO-7/8ドライブ(miniSAS接続)
②Windows10が動いていて、PCIe 8xのSAS-HBAが刺さったマザーボードを使ったPC
①については、現状の最新世代はLTO-8で、LTO-7は世代遅れなんですが、ちっとも値段が下がっていません。
おそらく輸入業者も商売相手が企業なんで、特に値下げ競争をする必要もないんでしょうか。
②については普通に普通のもので大丈夫です。全く問題なく最新のLTFSをインストールするだけで動作しました。
簡単になったものです。