1年振りの被災地訪問

今朝、京都を立ち、松島海岸と石巻市を訪問しました。
松島海岸は景勝の地であり、その要因である多くの島々により、周辺よりは低い津波で済みました。昼食を赤間精肉店で済ませましたが、ここは牛タンで有名な店舗であり、常連さんから女将さんが生きていたことへの喜びのメッセージが届いていました。人と人との関わりが皆の生き甲斐につながっていることを、改めて教えていただきました。
石巻市では東山区の開晴中学校と交流している雄勝中学校を訪問しました。現在、石巻北高校飯野川校に間借りをしていますが、子ども達は頑張って、生き生きと活動している反面、母親が家庭事情から鬱状態になることもあり、それによって子どもが登校できない現状も校長先生からお聞きしました。また、元の被災校や今後の設置予定地を案内いただきましたが、地域コミュニティが子ども達の命を救った状況と、信じられないことが起きたことにより災害が大きくなった現状を目の当たりにしました。
振り返るだけでなく、新たな一歩をどう踏み出すのかが問われており、京都市として急ぎ過ぎることなく、支援の在り方を考えることが必要と実感さました。