晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

大関の地位

2008-03-19 | ヘタレのスポーツ
先日、両横綱の仕切りについて書いたが、
実際はそれ以上に腹が立っているのは
大関陣のふがいなさだ。

本来であれば、大関は最高位であり、
横綱は特別位で不在も当り前だった。
で、あるにもかかわらず、近年優勝争いに顔を出す
大関のなんと少ないことか!
情けない。(ーー#


この大関陣のふがいなさには、
現在の相撲の番付の仕組みと給金制が大きく影響していると
思わざるを得ない。
以下は私の勝手な推測だが...


大関から横綱に上がるには、2場所連続優勝するか
それに近い成績をあげなければならない。非常に狭き門だ。
ところが、一度でも負け越せば即、進退の問題となってしまう。

一方大関は、一度ぐらい負け越そうが角番にまわされるぐらいで、
次の場所まで執行猶予がつく。もちろん、勝ち越せばチャラだ。
しかも、勝ち越している限り、8勝7敗ペースでも降格はないのだ。


ところが、大関と横綱の実質的な待遇は、
この世界でいえば、ほぼ差はないといっていい。
月給(簡単にいって)は、大関:300万円、横綱350万円といったところか。
このほかに色々な手当てや特別待遇がつくが、
これは大関、横綱ほとんど差がない。

であれば、横綱になって負越しや休場のリスクにおびえながら
毎場所神経すり減らすか、大関に胡坐をかいて安穏と過ごすか
”職業”として考えれば答えは出てる。
ムリして横綱になるより、大関のまま月給をもらい、タニマチ丸抱えで
年寄株を取得できるまで長居していたほうがオトクである。
その昔、若乃花(お兄ちゃん)が横綱になろうとがんばっていたとき、
『大関に長くいたほうがいいのに』と周りが冷ややかだったことが
いい例である。


一方、外国人力士の場合は強力なタニマチや後援会が出来るとは限らず
親方株も取得できるとは限らない。
成績でファンを作り、優勝賞金を取るしかない。
だから必死さが違う。


現在の『負け越さない限り降格はない』制度はいかがなものだろか?
せめて、大関位は『年間60勝以上』などの年間成績も併せて
強さを評価してはいかがだろうか。
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