晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

ペダルのグリスアップ

2020-12-20 | ヘタレのスポーツ
最近自転車を漕いでいるとなんとなくコキコキ音がする、ような気がする。
たぶん、ペダルなんじゃないかなぁ、そういえば買ってから一度もメンテナンスしたことないや
なんてことを考えた。
 
よし、じゃあイッチョ、ペダルのグリスアップでもやってみますか。
あ、ちなみに以下の手順はシマノのPD-A530のものです。
シマノはたぶん大体一緒・・・だと思いますが、他のは触ったことないから分からない(笑
 
まずはペダルを外します。
ペダルレンチでグイっと。
左ペダルは逆ねじなので、時計回りに回して緩めます。
 
 
ちなみにですが・・・ペダルレンチを回すときは、
ペダルが半分より上にある状態で回した方がいいです。
自転車の部品の中でも比較的強いトルクで締まっている(はず)なので
力を入れて回したはずみで地面で手を打つ恐れがあります。
安全姿勢、ヨシ!  KY、ヨシ!
 
外したペダルを分解するには、ペダル専用のネジを回す必要があります。
黒くてギザギザしたネジです。
 
 
これが専用工具です。

 
200円ぐらいのものですが、その辺の自転車屋ではまず売ってないので
通販で買うと送料の方が高くついてしまうという困りモノです・・・
 
こういう風にはめて、

 
モンキーレンチで抑えて回します。
モンキーは30mm以上開かないとダメなんです。
なんでそういう工具にしたのか、謎すぎる・・・

 
モンキーを回すというより、ペダルを回す感覚の方が上手くいくっぽい。
んで、今度は右のペダルが逆ねじになります。
専用工具に回す方向が描いてあるので安心、安全ですね。
 
 
ペダルのネジを外すとメインのシャフトがコンニチワ。

 
このシャフトの中にボールベアリングが入ってるらしい・・デス。
 
ここからは室内など清潔で整理された場所で行うことを勧めます。
細かい部品が多く、しかも重要部品なので無くすと大変。
即、買換え案件に繋がってしまいます。
私は玄関の三和土で作業しました。
 
 
ペーパータオルを引いてパーツが飛び散らないように準備したら作業再開。
先端のナットを外します。
スパナを掛けて・・・あれ???
こ、これ、ナットが小さいっ!
ナットがなんと7mm。手持ちの工具では8mmからです。
7mmのスパナ、これも専用工具といっていいのではないでしょうか(笑
慌てて近くのホムセンで購入。無駄な出費が・・・
 
さて、気を取り直して。
下10mm、上7mmのダブルナットになっています。
10mmで固定して7mmの方を回します。
これも右が逆ねじになってい・・・たと思う(^^;
ちょっと曖昧。

  ↑
なんでもない写真だけど、めっちゃ撮るのに苦労した。
人間、腕が2本しかないからね。
 
下の10mmは本体を押さえればスパナで回せると思いますが、
本体も回ってしまうようなら、逆端にヘキサレンチをぶっ込んで固定します。
 
10mmのナットを外すと先端側のボールベアリングがコンニチワ!

 
めっちゃ小っちゃいボールでピントも合わせづらい。
このボール、片側に『12個』ある、ということを覚えておいてください。
12個です、12個。
1個でも無くすとペダルがパー!です。
12個、覚えましたね?
 
細いヘキサレンチなどで慎重に取り出します。

 
私は数が分からなくならないように、3個ずつ4塊に分けておきました。
そのまま銀色のパイプをゆっくり外すと
反対側のボールベアリングがコンニチワ!

 
こちらのボールも12個です。12個。
しつこい?(ーー;
 
あ、ついでに黒い樹脂パーツの向きも覚えておきましょう。
先端側が丸まってます。
 
内側ベアリングのカップ(茶色のところ)です。
ボールを受けるようにお皿型になっています。
これ、ボディ(黒いネジが切ってあるシャフト)から外れますので無くさないように注意です。

 
メインボディを抜くと、メインシャフトとパッキンのゴムだけが残ります。
ゴムは外さずに汚れと古いグリスを拭くだけにしておきます。

 
さて、これで分解は完了。
よそ様の記事を読むと、パーツクリーナーを吹いたり、灯油で洗ったりしているようですが
私はこの小さなパーツを無くさない自信が無かったので
ペーパータオルで古いグリスを拭くだけに留めました。
ボールは指先でぐりぐりと転がせば十分きれい・・・になったような気がする(^^;
 
 
 
さて、古いグリスを拭いたら新しいグリスを塗って組み立てていきましょう。
ボールベアリングなど細かい部品はグリスの粘りを接着剤代わりに利用して入れていきます。

 
10mmのナットの内側の方が凸になっていて、これもボールの皿になります。
向きに注意です。
 
 
このボールの周りに常にグリスがあれば、たぶん音は発生しないのではないかと。
グリスをしっかり入れることは大切ですが、入れすぎるとボールもろとも溢れるので
多く入れりゃいいってもんじゃないことは注意しましょう。
 
 
 
 
10mmのナットまで付けたところ。
一度余分なグリスを拭きとって、ボールの数を数えましょう。
12個です、12個。(何度めだ)
 
ここまで組み上げたら、ベアリングの玉押しを調整します。
内側にヘキサレンチで固定して、一度しっかり締め込んでグリスを落ち着けます。
そこから10mmのナットを少しずつ緩めて、銀色のボディを回して重さを確かめます。
っていっても、大体の人は軽い方がいいんでしょうから、
緩すぎずに手で回せるぐらいにしておきます。
 
 
さて、メインシャフトの組み立てが完成したら、
ペダルに挿入、最初の専用工具を使ってしっかり締め付けたら完成です。
お疲れさまでした~(いや、本当に疲れた)。
 
 
最後に、余った部品などないか、作業スペースを確認して終了です。
 :
 :
 :
 
えっ?    えっ、えっ???



はい、専用工具で分解する工程からやり直しですね。
(マジで焦った)
 
 
だから言ったでしょう、12個だって。orz

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