何とか急行殺人事件？

某隣国の高速鉄道の事故について
ネットでは『そら、みたことか』とか『ありえない』というような
タタキが一斉に巻き上がっていますが...

日本もあんまり余所のこといえないと思うんだけどなー
たしかに、新幹線では脱線・列車同士の衝突などによる死亡事故は
発生していないけれど、ちょっと前のＪＲ福知山線なんて
今回の３倍の死者数なんですけど...
『ありえない』のは翌日運行再開と事故車両を埋めちゃったことぐらいで、
事故原因の詳細はまだ不明(おそらく今後も)ですが、
今回の事故が某隣国ならではのもの、とはいえないですよね。
もちろん、事故は有ってはいけないことですが。



さて先日もありましたが、東京に通勤している方々において
山手線の人身事故の影響を受けたことがない人はむしろ少ないはず。
これだけ進んだ日本の鉄道でも人身事故が日常茶飯事です。
駅構内のことでいえば、一部地下鉄のようにホーム柵を設置するのが
事故防止の効果が高い。
では、なぜ地下鉄にあって山手線では整備が進まないのか？

鉄ヲタの方々には当然でしょうが、
山手線の車両の大きさやドアの位置がバラバラだからです。
あと、殺人的なラッシュ。ドアと柵の間に取り残されたら...
かといってセンサーだらけにしたら、いつまでたっても発車できない。
山手線という、最も乗車率の高い路線ですらこの安全対策ですよ。
日本もまだまだやるべきことが沢山ありますって。


老朽化した原発や火力発電所から電力を得て、
耐震強度を満たしていない橋を渡り、
安全対策の出来ていない満員電車に乗る、
そして有事の際は常に満床の病院に頼る。
とどめは財布の中身は空っぽ。

そんな斜陽先進国がニワカ成金を笑う、
日本の嫌中、嫌韓って、こんな構図かな、と。