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子供がスケボーをやりたいと言いだした時に見る10のチェック項目!#7

2016年08月25日 15時44分58秒 | Skateboard関連
あっと言う間にリオのオリンピックは閉幕しましたね。過去最高の41個のメダル獲得で本当に楽しませてもらいました。阿部さんのマリオには驚かされましたね(笑)日本らしい演出だった様に思います。そして2020年の東京オリンピックの追加種目が決定したスケートボードですが、そのせいもあってか「子供がスケボーしたがって・・」や、「友達とやり始めるスケートボード・・」等のご相談を持ちかけるお客さんが猛暑の中、日々ご来店いただきまして新しいスケーターが量産されていっていますが、そもそもスケートボードとは、子供にさせようかと思ってるスケボーとはどんなものなんだろう?

そんな疑問を持たれている方も居られる事と思います。

今回は、そんなお父さん、お母さんや未経験の家族の方へ知識豊富なプロショップであるiS OLLiESからアドバイスできる事を1から10まで余談を交えてご紹介したいと思います。

第7回目は「スケボーのパーツやハードギアの役目とメンテナンス」に迫り、スケボーの板(デッキ)の交換時期や、手入れの仕方など余談を交えて解説していきます。

第7回「スケボーのパーツやハードギアの役目とメンテナンス」


まず、最初にスケボーを購入してから思う事は、どれ位の頻度でパーツは壊れるのだろう?せっかく何万も出費したコンプリートデッキ。早いタイミングでの消耗品があるのかないのか、先に知っておかれたいと思います。せっかく数万も出して購入したコンプリートデッキ。大切に長く使いたいですよね。

一般的にコンプリートデッキは

デッキ(スケボーの板)
ビス(トラックとデッキを繋ぐ部品)
トラック(デッキに取付けスケボーの足首となる存在)
ウィール(トラックに装着し、車で言うところのタイヤ)
ベアリング(ウィールに装着し、精度に寄って転がり具合が違うパーツ)
ナット(トラックにウィールを取り付ける部品や、ビスの留め具)
クングピン(トラックの背骨的なボルト)
ブッシュゴム(クッシュゴムとも呼ばれ、トラックの足首の動きを制御する樹脂のパーツ)
ピボットブッシュ(ピボットクッシュとも呼ばれトラックの稼動部の軟骨的な役目の樹脂パーツ)

等からなりたっています。

さて、この中で1番の消耗品は何でしょう?

正解はデッキ(板)です。特に初心者の方でスケボー歴1年に満たない初心者の方などでしたら、トラックやウィールが極端に劣化する事はあまり考えれません。
それよりもデッキの消耗は思ったよりも早く感じるかも知れません。
特にデッキのテール部分は地面に擦る事も多く、すり減ったり、デッキを転がしてしまって、何処か角の固い所にぶつけてしまうなど。



写真は、壁などにぶつけてしまう事で、デッキのテール部分がささくれ立ってフレーク状にプレスされた板が部分剥がれしてしまっています。
ですが、まだテールの形を大きくは破損していません。しかし、弾く感覚や僅かな凹みがトリックに影響も及ぼす状態でしょう。



こちらは、もう少し状態の悪いテール。



裏を見ると良く擦って、デッキが削れているのがよくわかる。



横から見ると丸かったテールが、削れてナイフの様に尖った状態に。
これでは、「パチン!」と言う気持ちの良い弾きは得られずに、スカッた様な弾き具合になり、結果としては
オーリーなどの弾く技の感覚が得られにくい状態。熟練者からのアドバイスとしては「出来れば変えた方が良い」タイミング。
ギリギリ乗れなくもないが、新しいデッキに付け替えた時にあまりにもコンディションが変わってしまうのは
せっかく練習してきた「感覚」を再度やり直さなければならなくなって、結果的に時間をロスしてしまいかねない。



このデッキに至ってはデッキ中央部はまだまだ奇麗な状態ではあるけれど、やはりテールが思いっきり削れている。



上から見ると、テールの丸い部分が完全に削り取られ、どちらかと言うと角くなっている。
これでは、弾くのを中心に回し系のトリックや様々なトリックが、このデッキの形状で慣れてしまい
新しいデッキに変えた時に形が極端に変化する為、出来ていた技が急に出来なくなったりと
技に大幅に影響を与える状態。早急にデッキ交換したい所。



当然、ナイフの様に尖っている。

この様に、デッキは様々に削れたりささくれ立ったりと破損していくので、この劣化の状況に合わせて交換したい所。

プロスケーターなどは、1日に滑る量もハンパ無いけど、デッキは1ヶ月保たないプロは沢山居てます。
そして、新しいデッキのコンディションになるべく慣れていたいので、弾き具合とデッキの削れ度合いは割と早い段階で交換時期を迎えます。

そうは言っても、そうそう頻繁に交換もできないので、やはり大切に乗る事が最善策と言えます。
テールも、アスファルトの上などで止まる時にズリズリ擦って止まるよりは、なるべく無駄にテールを擦らない様に心がけて使用した方が良いでしょう。

次に足回りと解説してみます。



画像の様にトラックは出来ています。
ライザーパットは直径の大きなウィール(58mm〜など)を装着時なんかに、通常のトラックの高さではデッキとすぐに擦ってしまうので
そういった時に高さを調整するべく装着したり、着地時の衝撃を和らげてくれたりする役目も踏まえています。

昔は良くキングピンが折れて交換・・なんて事が多かったんですが、最近は強度も考えられて構成されているのか
なかなか折れる頻度も少なくなりました。キングピンが折れた時の交換作業ってのは、本当に苦労させられたもので、老舗のプロショップさんなんかに行けば、たいていの店長さんが経験済みで面白おかしい苦労話が聞ける事でしょう。

足回りで、最初に良く痛むのはおそらく「ブッシュゴム(クッシュゴム)」でしょう。
ぐにぐにとトラックを足首の様に曲がり傾けさせる間接の様な役目をするゴムで、「割れたり」癖がついて傾きが戻らなくなったりなど。
このブッシュゴムは各メーカーごとに様々な固さが用意されていて、標準のものから堅さを変える事で乗り心地もずいぶんと変化させれます。

次に、ウィール。
パワースライドなどと言う技だと、ウィールが転がる方向ではなく真横方向に車で言う所のドリフトの様な動きをする技や
ブラントスライドなどウィールをやはり擦る動きが増えて来ると、丸いウィールがおにぎり状になり
路面の良い所で乗っているとポコポコポコポコと滑らかではない滑走音になる事がある。
この状態をパンクしていると言ったりして、ウィールの変え時のサインとも言える。

その他にベアリングなどは専用の洗浄オイルが売っているので、洗浄したりグリスを塗り足したりする事で長持ちさせれる。

トラック本体(ハンガー)に関しては、グラインドトリックを頻繁になる様になるまでは、そうそう傷むものではない。

そんな感じで、自分のデッキを改めて眺めてみて、どれ位傷んでいるか日々チェックするのもいいことでしょう。
困った時は、写真でも取って当ショップにお気軽に写メでも送ってもらえればお答えしますので、悩んでいる方がいればいつでもお気軽に!


次回は「ローカルショップの大切さ」として、大型スポーツ店と町のスケボー屋さん的な小さなスケボーショップの事などについて触れてみたいと思います!お楽しみに!!


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