#異世界に転生したらまたしてもカリブの独裁者になったんだが
こんにちは。
今回は初代トロピコです。
初代トロピコはデフォルトの難易度が高いことで有名ですが、その初代トロピコでフィデル・カストロをつかってカリブの独裁者ライフを満喫しようというのが趣旨のAARです。
設定はこんなかんじ。
島の形状はデフォルトのものから、鉱物資源(ミネラル)だけを最小にした設定です。
難易度は政治、経済ともにデフォルト(適度に易しい)から一段階上げて(適度)、標準化します。ランダムイベントはなし。
プレジデンテは前述のようにフィデル・カストロです。
カストロは、「人民のひと」「共産主義者として反逆した」「カリスマ&共感」「偏執的&短気」となっています。
こうした設定のエフェクトをまとめると、共産主義派閥とソ連に対する人気が高く、電波による宣伝にバフがあるものの、警官が兵隊と同じく自由を下げるという特徴が浮かび上がってきます。
#ゲームをはじめよう
今回のトロピコ島はこんなかんじ。
さっそく、デフォルトであるトウモロコシ農場*4を、トウモロコシ農場*1とタバコ農場*3に変更します。商品作物をつくることで序盤の資金を確保する狙いです。
当然タバコは食べられませんので、食料系の建物(トウモロコシ農場の他、牧場とか漁港とか)は、島民50人あたりにつき1軒の割合でつくっていきます。
初期資金1万ドルは全部つかってしまいます。建設会社*1と共同住宅*1と外務省*1をたてます。
ソ連の資金援助と、タバコの出荷で得た資金で伐採所を建設し、森林を伐採して空き地をひろげ、建物をつくっていきます。入国管理局もはやいうちにつくっておきます。
最序盤(1950年代)で必要な建物は、つまりそれは最初の選挙で勝つために必要なものは、ということですが、住宅、住宅、そして住宅です。
共同住宅と、それよりちょっと高級なアパートを建てまくります。このとき外務省をもっているとソ連との開発協定で住宅建造資金が半額になるので1952年に協定を締結します。
さらに娯楽用のパブ、医療用の診療所、宗教用の教会もつくっておきます。これで最初の選挙は勝利間違いなし。
ということで1959年の選挙に勝利。
難易度「適度」では、住宅さえつくっておけば最初の選挙はこのとおり、勝利することは容易です。
問題は二期目以降の選挙で、これ以降の選挙を勝ってゲームを続けるためにはいろんな工夫をしなければなりません。
一つ目の工夫は入国管理局で移民政策を「トロピコ第一」にして移民を制限することです。これによって移民の増大によって職場や住居が不足し、住民に不満が増大することを避けられます。
二つ目の工夫は、移民を制限したために高卒大卒の島民がいなくなることに備え、高校と大学を建てることです。これは知識人派閥対策にもなります。
さらに、高卒大卒が適度な量以上に増えすぎると彼ら専用の職場がなくなってそれも不満の種になるので、教師をそれぞれ1人にしぼることです。
三つ目の工夫は安定した財源を確保することです。これは選挙の際に減税やもろもろの布告をするときに重要です。
具体的に、財源を安定させるためには、「商品作物の出荷額を増やす」、「商品作物を加工する第二次産業をつくる」、そして「観光産業を興す」の三点があります。
どれかひとつに絞る必要はまったくありませんので、全部やっちゃいましょう。ということでタバコ農場をつくり、シガー工場をつくり、さらには観光用の波止場とホテルをつくります。
こんなにやっても二期目のおわりの選挙では、不正選挙でようやく勝利するという体たらくでした。しかし負けるよりはいい。
しかし、もう安心です。産業構造が高度化して財政が安定し、移民制限で職場と住居が島民に保障されており、教育人材は自前で用意できるという状況になったので、あとは惰性です。
島民の自然死や流出で人口がへったら入国管理局の政策を一時的に緩和して移民を募り、観光のための施設を郊外につくり、警察署や新聞社を用意します(新聞は共産派閥系にしておきましょう)。
島民の支持を得るため、最初5ドルだった教育のない島民の賃金は選挙のたびに賃上げし、最終的には10ドルまでもっていきました。
これで島民はプレジデンテを支持してくれます。実際に、三期目、四期目、五期目の選挙は減税なしで勝利することさえできました。
1990年代のトロピコ島。
結局、ゲームが終了する2000年には財政黒字は30万ドルに達していました。これだけあれば電化することや空港を建てることも可能でしたが、今回は見送りました。
スコアは740。フィデル・カストロは「人民のひと」としてその治世を終えることになりました。
(おわり)
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