写真のことは、長いこと忘却の彼方にいってしまっていた。
不図、思い出して、今日は忙中閑ありの午前中だ、紫陽花ロードの様子はどうだろう、もう終わったかもしれないけど行ってみようかの気になった。
善は急げ!
ところがどうだ例年通りのはずだった。
紫陽花ロードの始まる辺りは、そこそこ咲いていた。もっと奥の方がもっときれいなのは知っているので、進んで行った。
しかし、両脇の紫陽花は既に切り詰めたのかと思うほど花はない。
おかしい切り詰めたにしては、高さも揃っていない。
途中、駐車場の入り口があり、以前は無かったので入って行った。
そこの目の前には急傾斜地に紫陽花の花がいっぱいだった。
細い道を上っていった。上からの眺めがこの様子。
急傾斜地を上る傍らにも色合いの違う花があり、わざわざ上ってきたのかと私を見てるようだった。
疲れたと、下りていく途中、ヒョイと目についたのがこれ。 面白いと撮ってみた。
帰り道、人家の入り口に美しい花が見えたので車を停めようとしたそのとき、ちょうどこの家の方が戻ってこられた。
「撮らせてください」と声掛けをしたのだった。
「今年は、もう枝を切られたのですか」聞くと、「鹿にやられた。餌がないので鹿が出て来て食べられた。10年かかって、集落の皆で育てたのに、この有様になった、残念だ」と話された。だから、切ったのにしては高さも揃っていなかったのだと分かった。鹿の被害はあちこちで聞くが困ったものだ。
撮っていると、「さし木にしなさい、プランターでもいいよ」と、一枝切ってくださった。
私は育てらないがなぁ~と思いつつも、せっかくのご親切。ありがたくいただいて戻ることだった。
ではまた、お会いしましょう