12月7日(土) 「ケシ畑の小さな秘密」
少年と少女と犬の切なくも美しい物語。内戦、虐殺、麻薬、環境汚染、貧困─コロンビアの切実な社会の中で生まれた少年と少女と犬の切なくも美しい物語。 コロンビアの麻薬カルテルと政府軍の戦闘最前線で理不尽な運命に翻弄される名も無き人々の日常── だが、2つの無垢の魂に芽ばえた愛の記憶は決して消し去ることはできない。 ラテンアメリカ映画祭(アルゼンチン)最優秀企画賞。
左翼ゲリラと右翼民兵の内戦が50年にも亘って続いている国、コロンビア。その背後に乱れ飛んでいるのが麻薬資金というのも始末が悪い。貧困、裏切り、虐殺。これ以上ない絶望の中でも、恋は芽生え、人間は生きていく。麻薬の材料となるケシの花の息をのむ神秘的な美しさがいつまでも心に残る哀しい映画です。
久しぶりに見た映画はマイナーな作品でした。シモンとルイサが一緒に丘の上の湖に行くラストシーンが印象的でした。
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