やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

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2023-08-12 | 読書

6月30日(金)       「悪」と戦う」(高橋源一郎著)

  

     高橋/源一郎
 1951年、広島県生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第四回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第一回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第一三回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「悪」の手先・ミアちゃんに連れ去られた弟のキイちゃんを救うため、ランちゃんの戦いが、いま、始まる! 単行本未収録小説「魔法学園のリリコ」併録。

 

7月9日(日)       「ぷらっとヒマヤラ」(藤原 章夫生著)

    塩野七生氏推薦!

 私の友人の中でも最高にオカシナ男が書いた、フフッとは笑えても実生活にはまったく役に立たない一冊です。それでもよいと思われたら、手に取ってみてください。

 記者生活30年。還暦間近の記者が思い立ってヒマラヤに行ってみた――。8000メートルの極限の世界で考えた、老い・恐怖・死、そして生のこと。毎日新聞医療プレミア、毎日新聞夕刊で人気の連載が待望の書籍化!

1 きっかけは唐突に
2 人生、計画的か衝動的か
3 部長との面談 意外な一言
4 一般男性がダウラギリ?
5 この際、「新しい鼻」を入手
6 ダウラギリは演歌の響き ♪バカだなあ♪
7 まさに「バラ色の人生」 ユーフォリア
8 「名門幼稚園の遠足」
9 雪崩のロシアンルーレット
10 恐怖は調節できるのか 危機の中ゆえの静謐
11 高所恐怖とホッブズ 勇気との互換関係
12 死に近づくと時間は延びる それは健全なことなのか
13 なぜ山に? なぜ生きる?
14 感情の波立ち「来いな感動」
15 7000mでのよだれ
16 わびたいダウラ・ナイト
17 最後の最後の諦め
18 年齢という名の錯覚
19 ダウラギリ後の人生の加速度
20 ダウラギリがもたらす「晴耕雨読」
21 切っ先の切っ先で知る「老い」
22 こんにちは好奇心、さようならお金の心配
23 情熱か達観か 究極の選択、比較の奴隷
24 なぜ登る? 突然の不思議な気持ち
25 人は生きている、自分も生きていていいんだ

 

7月23日(日)       「われ去りしとも美は朽ちず」(玉岡 かおる著)

  

 世界の美術業界に革命をもたらした陶板技術。その技術を発見し、美術作品として活用することで、世界に類を見ない規模の美術館として広く知られている鴻塚国際美術館。その設立に尽力した人々の姿を描くことで、「陶板」という、一つのおおきなムーヴメントを起こした先見性、可能性、将来性を、老若男女問わず、アートに興味をもつ世界中の人々に訴える。
当時の陶板制作の現場担当者、版権取得に関する交渉話、美術館建設に関する話を、関係者への取材に基づき描いたアート小説。

 

7月29日(土)       「ぐるぐる博物館」(三浦 しおん著)

  

 

 人類史の最前線から秘宝館まで……人間って、面白い! 愛と好奇心が渦を巻く、興奮のルポエッセイ!

博物館が大好きな著者が、まじめに、ときに妄想を膨らませつつお宝や珍品に迫る。
「なぜ、こんなにたくさん集めなすった!?」という著者の素朴な疑問に答えてくれるのは、慎み深くも超キャラ立ちした学芸員さんたち。人類史、鉱物、漫画、SM、服飾、地場産業、伝統工芸……

さまざまな世界と人間への情熱と愛と好奇心に満ちたルポエッセイ。

◎登場する博物館◎

長野・茅野市尖石縄文考古館

東京・国立科学博物館/風俗資料館

京都・龍谷ミュージアム

静岡・奇石博物館/熱海秘宝館

福岡・大牟田市石炭産業科学館

長崎・雲仙岳災害記念館

宮城・石ノ森萬画館/日本製紙石巻工場

福井・めがねミュージアム/越前和紙・岩野市兵衛氏

大阪・ボタンの博物館

 

8月5日(土)       「夕暮れに夜明けの歌を」(名倉 有里著)

  

 

「分断する」言葉ではなく、「つなぐ」言葉を求めて。

 今、ロシアはどうなっているのか。高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。

 私は無力だった。(中略)目の前で起きていく犯罪や民族間の争いに対して、(中略)いま思い返してもなにもかもすべてに対して「なにもできなかった」という無念な思いに押しつぶされそうになる。(中略)けれども私が無力でなかった唯一の時間がある。彼らとともに歌をうたい詩を読み、小説の引用や文体模倣をして、笑ったり泣いたりしていたその瞬間──それは文学を学ぶことなしには得られなかった心の交流であり、魂の出会いだった。教科書に書かれるような大きな話題に対していかに無力でも、それぞれの瞬間に私たちをつなぐちいさな言葉はいつも文学のなかに溢れていた。(本文より)

【目次】
1 未知なる恍惚
2 バイオリン弾きの故郷
3 合言葉は「バイシュンフ!」
4 レーニン像とディスコ
5 お城の学校、言葉の魔法
6 殺人事件と神様
7 インガの大事な因果の話
8 サーカスの少年は星を掴みたい
9 見えるのに変えられない未来
10 法秩序を担えば法は犯せる
11 六十七歩の縮めかた
12 巨匠と……
13 マルガリータ
14 酔いどれ先生の文学研究入門
15 ひとときの平穏
16 豪邸のニャーニャ
17 種明かしと新たな謎
18 オーリャの探した真実
19 恋心の育ちかた
20 ギリャイおじさんのモスクワ
21 権威と抵抗と復活と……
22 愚かな心よ、高鳴るな
23 ゲルツェンの鐘が鳴る
24 文学大学恋愛事件
25 レナータか、ニーナか
26 生きよ、愛せよ
27 言葉と断絶
28 クリミアと創生主
29 灰色にもさまざまな色がある
30 大切な内緒話

 

8月11日(金)         「場所」(アニー・エルノー著)

  

 ルノードー賞に輝くロングセラー。いまは亡き父の生と死を語りたい。『シンプルな情熱』につづく〈女の証言〉第二弾。

 「いまは亡き父の生と死を語りたいー」

「父を語った自伝的な第4作にあたる本書でルノードー賞を受賞。」

「『場所』もまた、ひとつの「”醒めた激情“の記録」であり、著者が自らの人生のドラマを封じ込めた〈作品〉であるからだ。」
  
「日本の一般読者は、マルセル·プルーストやフランソワーズ·サガンの描く社会とはまったく異なる『もうひとつのフランス』を発見するのではないだろうか。」
 

8月13日(日)         「いまだ人生を語れず」(四方田 犬彦著)

   「老いとは何か 探る言葉の数々」朝日新聞 8/5

 

 1953年生まれの著者は今年、70歳になった。
「これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に『高齢者』の域に突入する。(中略)そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。」(巻頭「老年にはなったけど…」より)
「忘却」「記憶」「読むこと」「書くこと」「勉強」「音楽」「詩作」「犬」「幸福と若干の後悔」「スープと復讐」「もう一度行きたい、外国の街角」「秘密」「病」「信仰」「死」など、「老年」に身近な多彩なテーマを、そっと自らに問うている。
「この本はとてもリラックスして書いた。(中略)『人、中年に到る』と同じように、手元に何も資料など置かず、思いつくままに、好き勝手に筆を進めたわけで、書いているのが愉しかった。」(巻末「対話風の後書き」より)
エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。

 

 

 


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3 コメント

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Unknown (やまさん)
2023-09-10 19:14:15
今日の五頭山登山でアケボノシュスランを確認。
今週の雨で咲き始めました⁉️
YAMAPのモーメントを見て下さい。
これから咲く花も多い❓
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Unknown (やまさん)
2023-09-05 18:50:33
書き込みに感謝です。
アケボノシュスランのことを紹介します。
日曜日朝も遅くなり、距離あるコースで
バテてしまった。異常な汗に断念!
翌日出掛けた人の話では、雨が降らないため
蕾の状態で咲かずにいる?
少し雨が降ったので土曜辺りに咲く?
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こんにちは (はなねこ)
2023-09-03 09:21:46
やまさん こんにちは。
ヤマップのお知らせありがとうございました。
今年の夏は尋常ではない暑さですね。
まだしばらくはこの暑さが続くようですが、少し涼しくなったらお出かけになるのでしょうね。
楽しみにしております。
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