やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

読書2018その4

2018-08-05 | 読書

3月22日(木)              「総理の夫」(原田 マハ著)

  

 20XX年、相馬凛子は42歳にして第111代総理大臣に選出された。夫である私・日和は鳥類研究家でありながらファースト・レディならぬ
ファースト・ジェントルマンとして、妻を支えようと決意する。凛子は美貌、誠実で正義感にあふれ、率直な物言いも共感を呼んで支持率ばつぐん。だが税制、エネルギー、子育てなど、国民目線で女性にやさしい政策には、政財界の古くさいおじさん連中からやっかみの嵐。
凛子が党首を務める直進党は議席を少数しか有せず、他党と連立を組んでいたのだが、政界のライバルたちはその隙をつき、思わぬ裏切りを画策し、こともあろうに日和へもその触手を伸ばしてきた。大荒れにして権謀術数うずまく国会で、凛子の理想は実現するのか?

 
 原田マハの作品は幾冊か興味深く読んでいた。少し変わった設定のタイトルに惹かれ読んでみた。そうです!、これはまさしく夫婦愛の物語でもある。

 

3月24日(土)              「銀河鉄道の父」(門井 慶喜著)

  

 明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。第158回直木賞受賞

 


4月7日(土)              「この嘘がばれないうちに」(川口 俊和著)

   

 愛する人を想う気持ちが生み出した、不器用でやさしい4つの「嘘」。「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」不思議な喫茶店フニクリフニクラにやってきた、4人の男たち。どうしても過去に戻りたい彼らの口には出せない本当の願いとは…?

 とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があったその席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
 ただし、そこにはめんどくさい……非常にめんどくさいルールがあった

 1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
 2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
 3.過去に戻れる席には先客がいるその席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
 4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
 5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

 めんどくさいルールはこれだけではないそれにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる喫茶店の名は、フニクリフニクラあなたなら、これだけのルールを聞かされてそれでも過去に戻りたいと思いますか?

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡。

 第1話 22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話 
 第2話 母親の葬儀に出られなかった息子の話
 第3話 結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
 第4話 妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話



4月9日(月)              「コーヒーが冷めないうちに」(川口 俊和著)  

      

 この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡

  第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
  第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
  第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
  第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話

 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
 

 この作品は有村架純主演で実写映画化される。共演に波瑠、松重豊、石田ゆり子らとあった。

 それぞれの話で誰がどんな演技になるのか興味深い。

 

4月11日(水)             「おらおらでひとりいぐも」(若竹 千佐子著)

  

 74歳、ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。

 結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。
身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」 40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、桃子さんが辿り着いたものとは――

 青春小説の対極、玄冬小説の誕生!   *玄冬小説とは……歳をとるのも悪くない、と思えるような小説のこと。
新たな老いの境地を描いた感動作。第54回文藝賞受賞作。主婦から小説家へーー63歳、史上最年長受賞。




4月18日(水)              「終わった人」(内館 牧子著)

        映画のちらし

 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。妻は夫との旅行などに乗り気ではない。「まだ俺は成仏していない。どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、取り立てて特技もない定年後の男に職などそうない。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す―。

 舘ひろし、黒木瞳主演で映画化されました。田代壮介と本の表紙の人物が舘ひろしとは何故か結びつかない!





4月27日(金)            「奇跡の人」(原田 マハ著)

  


 アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった―。著者渾身の感動傑作!

 





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