かんふぁたぶるブログ

関西所属の女流棋士の村田智穂です。

熱い戦い

2015年07月30日 | 将棋
溶けそうなほどの暑さですね^^;

前回更新してから、1か月が過ぎていて時の速さにびっくりしております。

本日まで、滋賀県の全国高等学校将棋選手権大会に伺ってました。

私も高校一年生の時に出場したことがあり、とても楽しかった記憶があります。

ホテルは選手で各自取られているのですが、私と同じホテルの方もいらっしゃいました。ロビーには顧問の先生と生徒が真剣に将棋を指していて、翌日への大会への意気込みを感じました。

開会式からいよいよ対局へ。

私は指導対局をさせて頂きましたが、吸収しよう!という意気込みが伝わってきました。

最終日は準決勝と、決勝。

団体戦を見ていると、3名同士の戦いの中で、1勝1敗で、あとは大将同士の決着で勝敗が別れます。
Aチーム対Bチームの対戦で、Aチームの方には、詰みがあるのですが、角などの利きがあり、少しひねった手を入れた17手ほどかかります。また自王を逃げたとしても勝ちの局面でした。

時間も10分ほど残しているので、詰ませるかどうかの勝負。

果敢に詰ましに行ったのですが、少しの違いで間違え、大逆転となってしまいました。

その子の涙は、私も胸を打たれるものがありました。

ただ、チームでの戦いでの奥深さを感じ、また個人戦も、白熱した戦いばかり。

優勝者と準優勝者は、二日間で、8局指されていました。選手の皆さんもお疲れ様でした。

また、運営に携わった関係者の皆様には、大変お世話になりました。有難うございました。