辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

神戸市保健所の人たち

2006年11月23日 | エイズの活動
神戸でエイズの活動をしていると、何かにつけ保健所の人たちと話をすることが多い。お役所仕事は、ろくでもないと、親方日の丸で不景気知らずと、あげくの果てには、天下り、談合、癒着、裏金、猥褻行為に飲酒運転と、大量処分・逮捕者の連発。世間の評判は決してよくない。でもね、少なくとも、私が関わっている人たちは、私の話に耳を傾け、無理難題にも、何とかできないかと思案してくれます。

「あれもやりたい、これもやりたい」「あれは問題だ、これも違う」と言いたい放題で、行ったらついつい長居してしまう(お仕事邪魔してごめんなさい)。時々声を荒げて喧嘩するし(ほんまやね)、嫌味も言うけれど(言い過ぎ)、それでも聞き続けてくれる人たち。昨日も高松市でのエイズデーに使用する写真のパネルを取りに行ったついでに、色々話をしたけれど、やっぱり聴いてくれる。

エイズだけやってる私と違い、それぞれが、専門のお仕事を持った人たち。あっちでは、予防接種だの、こっちでは、食中毒だの、相変わらずバタバタしているけれど、やっぱりみんな相手してくれる。

セクシュアルマイノリティだの、バッテン場だの、脱法ドラッグだの、陽性者の人権だの、今まで、全くエイズに疎遠だった人たちが、まともにこちらを見てくれる。「何でそんなことまで知ってるの?」というくらい業界用語にも明るいおっさん?保健師(実際は、素敵な女性です)。

『ここは、GAY BAR か!!』 恐るべし神戸市保健所○○保健師、、、(笑)

電話相談は、午後5時までと決まっているのに、7時でも8時でも、いる限り電話に応じているのを遠目で見ていると、本当にありがたいし、よくやっているとしか言いようがない。(電話の内容は、保健所の守秘義務もあり、私には当然わからないが)

仕事でエイズ相談の電話が、5時までにできないと言えば、喜んで「予約?」に応じてるみたい。それも感染確認後の緊迫した相談ではなく、たぶん感染不安。夜の保健所は、さながらNGOの事務所みたい。「忙しいなら、その相談電話は、俺が引き受けようか?」ってマジ言えそうですよね。

保健所外での夜間検査などは委託しているから、行く必要もないのに、「検査で感染確認できる人って、ゲイの人多いでしょ。だから、私がいないとセクシュアリティでも、嫌な思いするかもしれないし(大丈夫と思うけど)」って、何でそんなに優しいの?

こんなこと書いて、いつでも電話してもらっても困るけれど(いつでも応じれるとは限らない)、こんな保健所もあるんだと知って欲しいと思う。いつも、厳しいことばっかり言っていますが、本当は、皆さんに感謝しているんですよ。

今度の土曜日は、年1回の神戸市のエイズデーイベントです。「毎年、そんなことやって何の効果があるの?」「費用対効果は?」「ちゃんと検証しなくっちゃ」と、心無い冷や水を投げかけて平気な人もいるけれど、そんな人は気にせずに、張り切ってやりましょう!

お天気になりますように。




最新の画像もっと見る