HIVと歯科医療

あるところに歯科治療についての書き込みがありました。

都市部の方ですが、主治医にＨＩＶ＋を告知したら、治療を拒否されたというものです。それを役所に相談したら、「馬鹿なことをしましたね。ＨＩＶ＋の歯科診療は、自分で探すしかないんです」とのこと。

ＨＩＶ＋の仲間の悩みの一つに、歯科治療があります。現在の治療で何の問題もないのです。(スンンダート・プリコーション)。ＨＩＶだから特に注意する必要もないのですが、診療拒否が起こってしまう厳しい現状があります。

医師の倫理が問われるこの問題に対して、役所の対応も悪いです。正確な知識の普及は、市民に向けてもそうですが、何よりも、行政、医療の現場に向けてもしなければならないのでしょう。

行政の指導のあり方が問われていますし、何よりも医療現場が学ばなければならないと思います。

ＨＩＶを理由にした診療拒否は、本来は、あってはならないことです。