神戸市エイズデーイベントを終えて

神戸の中心地三宮にある国際会館前という場所で開催されました。神戸って三宮では、街頭イベントのできる場所がほとんどありませんから、エイズデーだけではなく、情報発信を考えると、街づくりのお粗末さを痛感します。直近のエイズデーでも、神戸周辺や垂水など、中心を外して開催したことを思い出します。

さて、今年の内容ですが、コンサートと保健所長の簡単なエイズの話、そして、兵庫県のエイズポスターコンクールの授賞式でした。ＭＣ(司会)は、Ｋｉｓｓ　ＦＭのサウンドクルー「ターザン山下」さんの軽快な仕切りでテンポよく進みました。

ＮＧＯは、保健所の職員と一緒に、検査情報の入ったポケットチッシュを配りました。

じゃあこれを総括して、費用対効果を考えると、難しいと言わざるを得ない。しかし、私は、出演して頂いたミュージシャンに、舞台裏でお声掛けさせてもらって、１２月以降の、私のＦＭ番組にゲスト出演してもらう約束をしてもらいました。私の番組以外でも、彼らの曲を流し、私の番組に出演して、それをネット配信もする。そうすれば、より多くの皆さんに彼らを知っていただける機会になりますし、私との出会いを通じて、彼らが今後、若者にも広がるエイズを考え続けてくれるなら、エイズデーとしての、種まきができたと言っていいでしょう。

私たちは、３年前から、エイズデーのイベントなどに出演して頂いた方にお願いして、引き続きエイズを発信して頂いていますから、エイズを発信できる若いミュージシャンが育っています。いつかメジャーデビューをということになればいいですね。また、それぞれが、エイズをテーマにした曲を作って、日々の活動の中で、歌ってくれるといいですね。そんな夢が私にはあります。

行政との協働は、一緒にやるだけでは不十分です。より効果が上がるように、補完するというのがいいと思います。エイズの啓発予算が、全国的に激減する中で、今までのエイズデーで培った若い皆さんとの出会いを活かせる日も近いと思っています。

神戸市エイズデーイベントも無事終わりました。神戸市保健所の皆さん、ありがとう。そして、お疲れ様でした。

次は、１２月２日の香川県・高松市の世界エイズデー。エイズを縁に出会った人気者の「みつひろ」さんが、私と一緒に高松入りして、会場で書き下ろしをして、エイズデーに花を添えてくれます。お声を掛けて参加してもらった「ひょうご　エイズ　フォーラム」での彼との出会いを、高松で活かせることは、幸せですね。