辛口KOJIの 「キリリ」 といこう!!

HIV陽性者の家族と友人の会1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/base_kobe

進む神戸の治療環境

2008年08月12日 | エイズの活動
今日は、神戸大学の岩田健太郎教授を訪ねました。今、支援をしている方の主治医でもあります。その方は、無事諸手続きも終えて、投薬も副作用もなくスムーズに入ることができました。

先日、日記に書きました治療を中断している彼のことの相談もしました。もともと、神戸大から兵庫医大に転院しましたが、治療を中断する中では、何かあった際に、どうしても近くの神戸大にお世話にならなければならないので、教授にお願いに上がりましたところ、快いお返事を頂くことができました。

ただ、治療を中断していますから、やはり肺炎が心配ですから、バクタ錠だけは飲んで欲しいということでした。彼に近々伝えたいと思います。

午後は、陽性者の方をお連れして、神戸の開業歯科医師である高橋先生のクリニックに行きました。そして、先生も初めて陽性者の歯科診療をして下さいました。

2時間あまりの診療で、一本一本の歯の状態をチェックして下さり、しっかり歯磨きの指導もして頂くことができました。

先生も、いつでも陽性者の方をご紹介下さいとありがたいお言葉を頂くこともできました。

兵庫県疾病対策課からも近々針刺し事故の際の予防薬のキットを拠点病院に配布し、必要に応じて使ってもらえるとのことです。

これで神戸でも開業歯科医師によるHIV陽性者の治療がして頂けるクリニックができました。スタッフの皆さんも明るく接して頂き、何の問題もないと思います。

今回は、東京の開業歯科医師の中田さんに神戸までお越し頂いたことが実りました。本当にありがとうこざいます。神戸市保健所にも報告し、大変喜んでいます。

あとは、高橋先生以外の歯科医師でどれだけ診て頂けるかということを詰めたいと思います。今日は、歯科医師と神戸大の教授をつなぐことができましたから、折々勉強会も開催したいと思います。

地方では、まだまだ治療の環境が整っていませんから、行政、医療機関任せにするのではなく、積極的にNGOが関わって進めて行きたいと思います。

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