プロレスが町にやってきた！

かつては熱狂的なプロレスファンだった私。

プロレスラーは、幻想を失い、私がプロレスから離れてはや数年。

海士町にプロレスがやってきた。

島にとっては一大イベント。なんせ、漁協の先輩方がプロレスについて語った話題は「ブッチャーＶＳジャイアント馬場」だった。それはいい時代よね。

ちょっと比べちゃいけない気がするけど・・・

大変失礼ながら、アジアンプロレスって何？聞いたこと無い・・・出場予定選手の中にはグラン浜田の文字が。ああ、「小さな巨人」よ。お久しぶりです。

試合開始に先立ち、海士レスリングクラブ「Ａ．Ｗ．Ｃ」のキッズがレスラーにタックル選手権。

海士町はアマレスが盛んで、今年のインターハイでは個人重量級（だったかな？）で全国１位に輝く快挙。

離島とアマレスってなんかつながんないけど、この子は超プロレスラーらしい発言をしていました。練習相手がいないので、相手の強さを想像して鍛えた、とのこと。空手バカ一代のにおいも感じます。

さて、だいぶ話がそれました。試合開始。

第一試合「吾作ＶＳランジェリー武藤」

えっ？武藤ってあの武藤？ブラジャーを頭部含めて４つ着けております。

武藤というより、神無月に近い。

でも、なかなかのムーブを見せます。

続いて、「神威ＶＳスペル・ケンイチ」。

このケンイチ君は終始ポルトガル語でぶつぶつ言っていたので、外人なのか？

ルチャの本場、メヒコっぽさを出すためのパフォーマンスなのか分かりませんが、動きは一番好きでした。

 

ムーンサルトもバシッと！

トップロープからミサイルキック！

６メンタッグマッチでついにグラン浜田が登場。年齢なりの衰えは感じるものの、やはり安心してみれる抜群の安定感。長州に似てきた感あり。

 

全試合終了後、７選手がリングに上がり一本締め。

久々のプロレスでしたが、すごく楽しめた。

かつての私はストロングスタイルにかぶれており、なかなか多様な価値観を許容することが出来なかった。

今日の試合を見て、お客さんがいかに楽しめるかが大事だと思った。

あー、楽しかった。ありがとう、アジアンプロレスリング！

本日の興行収入から海士町福祉協議会に寄付されたことをお伝えしておきます。世の中、儲けだけで動いていない人っていますね。

素晴らしい！