俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

海士町の学校給食で使う魚事情 イモカツオが獲れない

2020-11-10 | 魚食

この魚はマルソウダ。カツオの仲間でめんつゆなんかの出汁に使われることもある「ソウダ節」の原料になる魚です。

毎年この時期は定置網で獲れるのですが、境港の市場に出荷してもあまり値が付きません。

島内ではクエ縄漁の餌に使われる以外はあまり活用されていません。

今年は少しでも地域内で消費できるように給食センターさんと相談してメニューに加えていただくことになりました。

ところが!

今年に限って全然獲れてません(泣)

1か月前から待ち望んでいたのに全然獲れず、ようやく獲れたマルソウダはたったの8尾。

多いときは1日で数千尾も獲れるというのに。

とりあえず5kg分を捌いていきます。

血抜きしてから新鮮なうちに手早く。

2kgちょっとの身が取れました。

このままでは納期までに間に合うかどうか・・・

状況を栄養士さんに相談しながら対応策を練ります。

 

地元で獲れた魚を地元で当たり前に楽しめる世界にしたい。

しかも、季節によって変わる自然の恵みを味わってほしい。

だから常にメニュー提案では攻めちゃうんですが、その分いつも獲れるかどうかで胃がキリキリする。

地産地消って楽じゃないなー。

 

できることは、人事を尽くして天命を待つ。

 

マルソウダ、獲れますように!

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿