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金沢 玉泉院丸庭園

2017-09-20 18:20:54 | チャリmamaらいふ

 

 

載せたい記事が多すぎて

ついつい後回しになってたこの記事

随分と古い内容になってしまった・・

 

兼六園観光の後

当日にもう一件

行きたいところがあったために

金沢滞在時間が

ごく限られていた私たち・・

ここは二手に分かれることに・・・

 

 

他の家族が

21世紀美術館へ

行ってる間に

 

 一人 足を運んだのは

天正11年(1583) 

前田利家が入城した金沢城

 

外堀「いもり堀」沿いを進み

 

とはいえ

金沢城には 現存する天守閣はない・・

 

なので

 

目指したのは

ここ

玉泉院丸庭園

加賀藩三代藩主

「前田利常」の作庭を始まりとし

代々 少しずつ完成させ

歴代藩主が愛でたであろう庭園

 

この庭園が

2年前に再現されたと聞き

行きたいと思ってたんです

 

一人で園内を回ろうとしていたところ

素敵な出会いが 

 

写真を撮ってあげましょう・・・と

声をかけてくださった年配の男性

 

聞くと

この玉泉院丸のガイドをされてる方で

今日はたまたま非番なのにいらしてた

 

で・・

ガイドを買って出てくださって

解説付きで楽しく回ることが出来ました

 

おおよそ一人で回っただけじゃ

知り得なかった説明を

聞くことが出来ただけでなく

自撮りでいいやと思ってたのに

いろんな角度で

カメラマンにもなってくださった 

 

色紙短冊積石垣

石垣の上部に

滝を組み込んだ特別な石垣


滝口には

黒色の坪野石でV字形の石樋をしつらえ

落水の背後には正方形の石材に加えて

縦長方形の戸室石を

段違いに配しています

その積み方により

石の角が欠けにくくなるのだそう

 

そして・・・

この石垣の配色こそ

金沢ならではの傑作

 

使われている石の殆どが

戸室山から切り出され運ばれてきたもの・・・

 

戸室石には2種類あり

赤味を帯びた石が「赤戸室」

青味を帯びたものが「青戸室」と呼ばれ

「赤戸室」は

身分の高い人しか

使用することができなかったそうです

 

兼六園でも

この赤味を帯びた石使われてましたね

 

自称 ・・・話も弾み

お話を伺いながら お城へ・・

 

不揃いの段差にしているのは わざとで

敵の侵入を遅らせようとする工夫

右上の三十間長屋は2階建ての土蔵

かなり高床式倉庫で湿気に強く

幕末の戦争で

八重の桜に出てくる会津藩の弾薬の貯蔵をも

任されていたんだとか

 

 

二の丸広場から

復元された

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を臨む

 

建物の屋根は普通の瓦ではなく

鉛の板で葺いてあるそうで

更に銅を添加することにより

強さや硬さ

それに酸に腐食されないための耐酸性を

高めてるようですよ

 

庭といい

石垣・壁といい

前田家の美意識の高さを

感じさせてくれました

 

天守閣があったとされる場所

慶長7(1602)年 

落雷により天守閣が焼失した後も

天守閣は再建されず

本丸には三階櫓と

二の丸には御殿が建てられたそうです

 

天守再建しない

||

これからも徳川に歯向かうことはない

を示すこととなり

前田家は外様であるにも関わらず

廃藩まで取り潰されることなく

続くことができたとも言われてます

 

 

ここで・・・

家族から の声がかかり

優しいガイドさんともサヨナラ

 

家族と集合場所付近まで送ってくださった

この御恩は一生忘れません 

 

 

尾山神社

2代藩主・前田利長公が

加賀藩祖・利家公を仰ぎ 

神として祀った神社

江戸初期とは思えぬ

なんともさん

 

 

それにしても

金沢へ  での道のりは

姉川・・

長浜城・・

小谷城跡・・

賤ヶ岳・・

などなど

でした

 


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