こんにちは、oioiです。
時間が遅くなりましたが、世界水泳の総括「前編」です。
この大会は、アメリカのMichale Phelps、
オーストラリアのLisbeth Lenton
(オージーは、Libbyと言うけど、本当は、Lisbethなんで
すよ。私もブログでLibbyって書いてるけどね
まあ、ニックネームですから、いいんです)の大会だった。
何はともあれ、論を展開する前に、このうれしそうな選手たちの写真をご覧ください。
http://eswimmer.swimming.org.au/Issue%2058/12th%20FINA%20WORLD%20CHAMPIONSHIPS-%20WOMENS%20HIGHLIGHTS.aspx
*swimming australiaのeswimmerからです。
本当にフェルプスは、圧倒的だった。
7つの金メダルですから。
メダルを一つ取るのも本当に大変なことなのに、簡単に金メダルですか
らね。。。そして、5つは、世界新での金メダルですから。
恐るべし、21才。
従来の世界新より、体一つ更新した200mのバタフライ
400m個人メドレーは圧巻だった。
大会前、豪州の新聞各紙は、ソープとフェルプスのどちらが史上最強か
(ソープは、シドニーで金メダル3つ、世界水泳 福岡 2001で金6つ取っ
ているので)と賑わっていたけれど、その声は急速に消えますよね、オーストラリア
の地元で見れば、フェルプスは、あんなに世界新をガンガン出して、当のソープは
引退して出ていないし、オーストラリア勢とりわけ男子は、パッとした結果は出てい
ないわけですから。。。
私は、大会前、フェルプスの8冠は難しい、届かないと思っていました。
M100mのバタフライには、アメリカの同僚に強いのがいるんですよ(笑)
Ian Crockerです。世界記録保持者で、これに絞ってきていますからね。
そして、M200m自由形も世界記録より0.8秒ビハインドだったかな、この持ちタイム
なので、オランダのピーター・ファンデン・ホーヘンバンドがいましたし、この2つでは
勝つのは難しいと思っていました。
しかし。。。両方しっかり勝ちきりました。
天才は、こういうことを軽々と遣って退けてします。
本当にすごい選手ですよ。もう言葉がありません。
私にとって、一番のビッグレースは、100mバタでした。
そして、200m自由形は、ソープの世界記録を5年ぶりかな破りましたから、
名実共にソープを越えたのではないかなと思います。
これで、8冠は取ったと思いました、私は。
史上初ですよ。 そうしたら。。。
な、ん、と
4×100mメドレーリレーの予選においてイアン・クロッカーが引継違反でアメリカ
チームが失格となってしまい、競泳の国際大会史上初となる8冠は達成できませ
んでした。
(この「予選」が、「決勝」にマイケル・フェルプスが出るのか、
イアン・クロッカー出るのかの選考レースだったのです)
アメリカチームは本当に層が厚いため、こういった悲劇がおこるんですよね。
本当に見られるまたとないチャンスなのに。。。
うーん、残念。
リビーは、世界新は出なかったものの(リレー以外です)乗っていましたね。
初日の少し厳しいかなと思ったW4×100m自由形のリレーにドイツ・アメリカに勝利
し、W100mバタフライにオーストラリア ジェシカ・シッパー
http://blog.goo.ne.jp/oioioiozozoz/e/e32ab2dc657dd9a2fb209c8a36d8aa80 に勝った時、これ
は調子がかなりいいなと。花形のW100m自由形もいくかもしれないと思った。
世界大会で勝ってほしいと、私が リビーを応援するのは、雌伏の
時を越えてきているから。
シドニーで目の前で見てきましたから。。
世界大会で勝つリビーを。HOME CROWDの中の
優勝を見たい。
リビーは、アテネ五輪の100mで当時の世界記録を
持っていながら、準決勝で敗退。
2005年のモントリオール世界水泳のW100m自由形
で「豪州」代表に、選ばれなかったことはショックだった
はずだ。
今回、メルボルン大会は、ホントに強さを見せ付けるものだった。
結果を見た後、目を潤ませるLibby。
そして、時間が少したち、徐に手を上げる様が、これまでの困難を乗り越
えてきた、彼女の思い・時間を感じた。
新聞だとこんな綺麗な絵柄でーす。
http://www.news.com.au/dailytelegraph/story/0,22049,21478742-5001023,00.html
いいものを見られたです。
メドレーリレーは安心してみていられましたけど、最後の50m自由形は勢いで
勝ったという感じでしたよ。
さて、翻って日本勢!!ですね。 久しぶりの世界大会で勝負
に賭ける、目の輝く北島康介を見られて幸せだった
柴田 亜衣さん、中村礼子さんは日本新を出し、順調に
力を伸ばしてきているなと思った。
世界大会でトップスイマーを相手に記録・結果を出してきていますからね、自信に
なりますよ。
しかし、世界もレベルも上がっていて、世界記録は12個。日本記録の
更新は、7個ですからね。北京に向けて、楽観は決してできません
背泳ぎで言うと、200mでは、ジンバブエのカースティー・コベントリー、
アメリカのマーガレット・ホルザーは、2分7秒台です。
これは恐ろしい進歩です。
昨年のパンパシでは、マーガレット・ホルザーには、礼子さん勝っています
からね。日本記録を出したといっても、素直に喜べないわけです。
でも、50、100、200mと安定して力を出せるようになってきたことは、
大きな変化を感じます。
自由形でいうと、柴田亜衣さんも伸びているし、積極的なレースでしたが、
フランスのロール・マナドゥー 強いな~
柴田 亜衣さんのオリンピック2連覇みたいですよ
世界は本当に広いし、強い人がたくさんいます。そんな中で、世界トップを
目指して努力する日本人は尊敬するし、活躍を見るのはうれしいです。
オーストラリアチームは、世界水泳後、アメリカとのガチンコレース大会を行いました
(2007 Fujitsu Duel in the Pool)
オージーは面白いことするなぁ~というのは此方です。
男子と女子の組み合わせで、リレーをするんです!!
今回世界水泳の覇者、アメリカのMichale Phelpsと
オーストラリアのLisbeth Lentonが
「な~んと」一緒に泳ぐんです。
ヒェーって感じ。発想が面白いね
この映像はプレミアモンですわい。どうぞご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=z9bAVFXF78U&mode=related&search=
そして。。。。
リビーは。。。
ここで、52‘99という、ブッタまげる記録
を出しました。
女子初めての53秒切り。。。
もう、リビーの潜在能力はどこまであるのでしょうか。。。
最後に。国別の力は、アメリカですね。
特に男子は、圧倒的にアメリカです。
女子となると、世界一は今回の2大会を通じて思うのは、オーストラリアが世界一
です。アメリカをリードしています。
背泳ぎでは、オーストラリアは、アメリカに離されていますが、以前ブログに書いた
背泳ぎのエミリー・シーボーンは、非凡な才能を示しています。
もう、1分00秒台です。14才でここまできました。
シーボーンについては、こちらを参考に
http://blog.goo.ne.jp/oioioiozozoz/e/963548c011e05e73b15e1b6658978f5b
Dualで国代表に選ばれています。その泳ぎは此方↓
http://www.youtube.com/watch?v=BoMH2OeFcKA&NR=1
オーストアリア女子はまだアメリカと十分戦える気がします。あとは、個人メドレーの
レベルアップですね。(アメリカの方がこの分野は強い)
次回は、酸いも甘いもの酸い編ですね。今日はここまで!
PS 礼子さん日本に帰ってからも、記録出しましたよ。
疲れているにもかかわらず、世界水泳と同じレベルの記録を出す
のだから、本当にすごい潜在能力を持った人ですね。
頑張れ!華英!!寺川 綾ちゃん!
フランスの短距離から長距離まで、 超一流の記録
で泳げる ロール・マナドゥーも見事でした。
金メダルの数では、フェルプス、リビーには及びませ
んでしたが、世界新も出したし、メルボルンで泳いだ
距離は、6キロ越えたはずですよ。これは、想像を超え
るものですよ。タフですよ~