最近、体調が芳しくなく、
テレビを観る気がしない。
例えば
「仮面ライダーセイバー」とか
「魔進戦隊キラメイジャー」なんかは
テレビ放送時間に起きられず観るのも辛い。
もし観られなくても
「東映特撮ファンクラブ」で見逃し配信を
やっているので、体調の良い時に
観ればいいのだが、今はそんな気分でもない。
だから普段テレビは、情報番組かなんかを
つけて流しっぱなしにしている。
そんな中、ネット通販で「レッドマン」の
DVDを入手した。
特撮ドラマではないけれど
これは流しっぱなしで楽しめる。
何せストーリーのない怪獣プロレスだから。
そもそも「レッドマン」って何者？
以下 wikipediaから一部抜粋。
「レッドマン」とは、
1972年4月24日から10月3日まで、
日本テレビ系の子供番組
「おはよう！こどもショー」内で放送された
円谷プロダクション制作の
特撮コーナーである。
主人公のレッドマンは
レッド星雲のレッド星からやってきた
平和を愛する戦士という設定であり、
レッドマンの戦闘シーンは
ウルトラマンと怪獣が戦う場面を
プロレス実況中継風のナレーションで
進める５分番組
「ウルトラファイト」（1970年）の
スタイルをとっている。
＊参考
（ウルトラファイトの1場面）
「ウルトラファイト」との違いは
番組に一切ナレーションが入らないこと
（効果音と時々流れるBGMはある）と、
本編の前後で怪獣おじさん（朝戸鉄也）が
登場して怪獣の解説をしていたこと
が挙げられる。
番組の構成上、怪獣が街中に出現して
悪さをする場面がなく、
冒頭で野原などを徘徊している怪獣を
発見したレッドマンが猛然と挑みかかり、
戦闘開始となる。
そのため、
レッドマンが一方的に
襲いかかっているようにしか
見えない場面も見られた。
それゆえ、レッドマンはファンから
「赤い通り魔」との異名をとっている。
ちなみにこれは
2016年東京中野のブロードウェイにて
開催されたイベント。
「通り魔」といっても、怪獣は悪い事を
したとチビッコは知っているし
怪獣についても一応
おじさんの解説もある。
DVDには怪獣おじさんの件は
収録されてないので
（生放送か、VTRが現存していないのだろう）
ひたすら造成地で繰り広げる
レッドマンと怪獣のバトルを見続ける
ことになる。
怪獣は前月まで放送していた
「帰ってきたウルトラマン」の物が多く、
実際に撮影に使用していた着ぐるみの様だ。
後は、怪獣ショーのアトラクション用や
他作品で使った着ぐるみを使用している。
ちなみに第一回の放送は
「怪獣ダークロン」
誰？
実は「ミラーマン」の怪獣。
初回なんだから、もう少し有名な怪獣
例えば
バルタン星人とか
エレキングとか
出せばいいのに。と思った。
レッドマンは
相手が
怪獣と見るやいなや、
掴みかかってぶん投げたり
ナイフや槍を使って
切ったり突き刺したりして
ひたすら怪獣をボコボコにする。
中には
逃げだそうとする怪獣を
引き止めてまで戦いを挑むという
容赦ない攻撃。
光線やミニチュア等の
特撮が使えず、
短時間で決着を
つけるんだから
やむを
得ない演出なのだろうが、
見方によっては
確かに残酷な「通り魔」である。
ただ相手の怪獣の動きに
制限がある場合
（着ぐるみ自体が動きづらい）は
レッドマンは攻撃一辺倒ではなく
自身で受け身を取ったりして
殺陣の効果を上げていた。
円谷プロ制作なので、
怪獣の着ぐるみはバラエティに
富んでおり、いわば壮大な
「怪獣人形」遊びだ。
その中でも私が気になる怪獣が
化石怪獣ステゴン
「帰ってきたウルトラマン」より
彼は地下工事の影響で
目覚めてしまった怪獣で
特に悪い事はしていない。
（口からガスを吐いたりしてはいたが）
最後はウルトラマンによって
地中に埋められた。
この怪獣、終始四足歩行で歩き、
着ぐるみも4本足で歩けるよう工夫が
なされている。
通常人間が四つん這いになると
体の構造から後ろ足を曲げてしまう。
竜巻怪獣シーモンス
（後ろ足でしゃがんでいる）
冷凍怪獣バルゴン（ソフビ）
ガメラと戦った怪獣。後ろ足に注目。
だがステゴンは
だがステゴンは
真っ直ぐだ。
個人的には傑作怪獣だと思うが、
この怪獣も
レッドマンの手にかかると...
スタスタと走ってるぞ！四つ足で。
本編でもないシーンだ。
しかしレッドマンと戦う時には
後ろ足で立ち上がる。
投げ飛ばされるステゴン。
果敢にも2足歩行で挑むステゴン。
キック一発。
ひっくり返るステゴン。
そのままグロッキー状態。
ナイフや槍でメタメタにされないだけ
良かったかな。
凶悪怪獣や宇宙人と戦うレッドマンの
勇姿に癒やされている私であるが、
ステゴンには乱暴しないで欲しいと
思う。
