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うつ病社員のもろもろの話

ゲスト、参上!


変身忍者嵐。
(1972年東映)
原作 石ノ森章太郎
時代劇版「仮面ライダー」とでも
言うべき作品である。

変身するのは忍者ハヤテ。
刀の鍔を鳴らして変身する。
仲間は伊賀のタツマキ、カスミ、ツムジ
の三人。

血車党の化身忍者や
悪魔道人の西洋妖怪と対決する。

関東地区では、
「ウルトラマンA」の裏番組であり、
視聴率対策のためいろいろと
テコ入れをしたことはよく
知られている。

そのテコ入れのうちの一つ。

当時の人気スポーツヒーローを
ゲスト出演させたシーンを観てみたい。

全47話のうち、ゲスト出演は3話。

第31話
「妖怪人形!ドーテムの呪い!!」
 ファイティング原田(ボクシング)

第32話
「妖怪三十一面相!!」
 高見山(大相撲)

第36話
「耳をふさげ!地獄の呼び声だ!!」
 沢村忠(キックボクシング)

(しかし「!」が多いなあ)

3人とも当時テレビ露出の多かった
方々である。話題性は十分だったと
思われる。

第31話
まず、ファイティング原田さん
人質を助けようと「死人岩」へ
向かうタツマキ(牧冬吉さんね)。
しかし追手に囲まれてピンチに。

そこへ笠を被った謎の男が突如登場。

「少林寺拳法師範、
 ファイティング原田!」


なぜかキックで登場

かたじけないと先を急ぐタツマキ。

原田さんは追手を拳で次々と倒し
タツマキのピンチを救う。



第32話
次は高見山さん
ハヤテの後を追いかける
チビッコ忍者のツムジ。
しかし追手がやって来る。

そこへ誰かとぶつかるツムジ。
「高見山!」
なぜか裸で米俵を両手に持っている。

何をしているところだろう?

追われてるんです、助けてくださいと
高見山さんに助けを求めるツムジ。

高見山さんは流星人間ゾーンのゴジラ
じゃないんだぞ、ツムジ。


高見山さんは両手の米俵を追手に
投げつけ、突っ張りをかました上、
一人を木の上へ放り投げる。



そして2人の頭をぶつけて
ノックアウト。


関取、ごっつあんです。と
御礼を言うツムジ。
高見山さんは頷いてシーン終わり。



第36話
最後に沢村忠さん。
この方はワンシーンではなく、
一人の登場人物として出演。

この頃の嵐は伊賀の百地家が
代々受け継いできた「忍者大秘巻」
の「天の巻」、「地の巻」の
争奪戦を繰り広げているのだが、

沢村忠さんは百地家の百地仙人
(嵐寛寿郎さん!)からの命で、
ハヤテ達を見守る唐人として登場する。

ハヤテ達はそんな事を知らない
ので、影でついてきてる
あれは誰だと疑う。
ツムジに至っては、
悪人と決めつけている。

ハヤテとタツマキが捕まり、
ツムジと猟師の娘(父親が怪人に
殺されている)は、追手に追われる。

そこへ唐人が登場。悪魔道人の
手下めとこの場に及んで
まだ疑うツムジ。



自分は百地仙人の命でやって来た、
二人を守ると言ってジャンプ。

着地すると中国服を脱ぎ捨て
「沢村忠、参上!」と言って、
追手にパンチやキックをかます。



最後に得意の飛び膝蹴りで決め、
一旦フェードアウトする。





二人はそのまま逃げていく。

沢村忠さんは、ラストシーンで
ハヤテ達に挨拶をして、
終了。

一通り観たが、沢村忠さん以外は
ほんの顔見せである。
それでも視聴率に貢献できた
のであろうか。

出演するからには、事前告知が
大事である。予告編はどうなって
いるのだろうか?

あれ?ファイティング原田さん、
予告編で触れてないぞ、
一応写ってはいるけど。

そういえば、原田さん登場時に
名前の字幕も出ていない。

他の二人は予告編に名前も
触れられているし、字幕も
出ているのに。

登場シーンも唐突で?な部分も
多いがこういうおおらかな点も
昔の特撮の良さだと思う。




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