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うつ病社員のもろもろの話

ヘドラ.ゴラス.ドゴラ.ムック。

ゴジラ&東宝特撮
OFFICIAL MOOK
vol.18
「ゴジラ対ヘドラ(1971年)
vol.19
「妖星ゴラス(1962年)」
「宇宙大怪獣ドゴラ(1964)」

正直追いつかない。
3作まとめて読んでみた。

まずは
ゴジラ対ヘドラ。


怪獣ブームの最中に
作られた作品であるが、
映画界が厳しい時期であり、
東宝本体で作られた最後の昭和ゴジラで
ある。
以降は子会社の東宝映像制作となる。

この映画、30年くらい前
レンタルビデオで
初めて観た。

しかも当初観ようとしたビデオが
状態不良で観られず、
店に持っていって交換してもらった
作品である。

あまり期待はしなかったが、
実際に
観て傑作だ、と思った。

ヘドラは隕石に付着して
飛来した宇宙物質がヘドロを吸収して
成長した姿。



その特性は
成長に
合わせて形態を変えることにある。
オタマジャクシから体長60mの
怪獣に姿を変える。
シン・ゴジラみたい。

この公害のお化けにゴジラは
どう立ち向かうのか?

それは
飛ぶこと(笑)である。

口から放射能を吐いて
上昇と推進を行い、
尻尾を両腕で抱えて
後ろ向きに飛ぶ。

インパクトあり過ぎである。

次は「妖星ゴラス」
同年には「キングコング対ゴジラ」が
公開されている。
円谷英二氏が特殊技術を担当した
50本目の東宝作品。



1951年公開のアメリカ映画
「地球最後の日」をヒントにしたのか
外から来た天体が地球を襲うという
スペクタクル映画。

妖星ゴラスは地球の4分の3の大きさ。
ゴラスを破壊できないと
知った地球人は、
南極にジェットパイプを設置。
その噴射エネルギーで地球の軌道を
動かそうというものだ。

ゴラスが接近する前に
地球を逃がそうとする壮大な計画。

このシーンは
東宝スタジオ内に南極のセットを組み、
噴射はアセチレンガスを
使ったそうだ。
撮影もものすごい。
消防法とか大丈夫だったのか?

ジェットパイプ建設中に
セイウチみたいな怪獣、
マグマが登場。
建設計画を
妨害しないかヒヤヒヤさせる。
(実際タイムロスが生じるが)

最後、地球は救われたが
引力の関係で東京や大阪の街が水没。
荒川にミニチュアを設置して撮影。
インパクトある映像だ。

音楽は
いつもの伊福部昭氏ではなく
石井歓氏。
宇宙SF映画の世界では
独特の雰囲気があるが、
残念ながら、東宝特撮では
これ1本のみ。

最後は
「宇宙大怪獣ドゴラ」



30年以上前に怪獣図鑑で
この怪獣を知った時、
コラージュ写真しか
掲載されていなかったので

アニメか何かで合成されたものかと
思った。

実際、若戸大橋の破壊シーンに
アニメは使われているようだが
ソフトビニール製の
ミニチュアで、水槽に入れ
水流で動かしたそうだ。




したがって怪獣としては動きが地味。
しかも、本編にダイヤ盗賊団の
話を加えたものだから
ますます怪獣の存在感が薄くなる。

興行的にも
あまりよくなかったようだが
それも当然か。

特撮映画3作品、
まとめて読むと
結構疲れる。

DVDで
また内容を確認したい。






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