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校長室から

合言葉は「顔晴れ!(がんばれ!)」。
大川学園高等学校の「今」を、校長室からお伝えします。

「欠けたドーナツの心理」について~4月30日の全校集会より~

2025-04-30 10:10:03 | 日々のできごと

この写真を見て、あなたはどこに目がいきますか?
(ドーナツの欠けた部分に目がいってしまう人が多いのでは…?)

「欠けたドーナツの心理」という話があります。
良い部分よりも欠けている部分(足りない部分)に目がいってしまうというものです。

人は、悪いところを見つけてしまうと、良いところもあるのに、悪いところに焦点をあて、そこばかりが気になってしまい、良いところは見えなくなる習性があるというのです。
「完璧なものを求める気持ち」から、不備があるものに対して不満や不快感を感じてしまうのです。

完璧なものを求めることはいいことです。
より良いものを/より良い方向へ/より豊かに…と思うのは当然なことですし、向上心があり、とても素晴らしいことです。

しかし、良い部分が見えなくなってしまうと、これは問題です。

例えば、レストランに行ったときに…、
内装もお料理も素晴らしかった!/だけど、接客態度の悪いスタッフが1名/他のスタッフはとても良かったのに…。
このような経験をしたとき、あなたは2日後、1週間後、このレストランのことを、どのように思いだすでしょうか?
A:→内装もお料理も気に入った!感じの悪いスタッフが居たけど、また機会があれば行きたいな。
B:→あのお店、感じの悪いスタッフがいたなぁ。とても残念だった。もう行かないなぁ〜。
接客態度の悪かったスタッフが頭から離れず「素晴らしかった」と思えた内装やお料理の記憶が薄れてしまう…。.
もしBだとしたら、それって何だか勿体ないと思いませんか?

完璧を求めることは素晴らしいことですが、常に完璧を求め過ぎると、幸せの回数が減ってしまうように思うのですがいかがでしょうか。
そもそも自分を含めて完璧なものなんてこの世界にはない!のでは…?

欠けている部分にばかり注目するより、良い部分に焦点を当てる癖をつけてみませんか?
そのほうが、楽しい毎日を送ることができるような気がします。

合言葉は「顔晴(がんば)れ!」~全日型入学式~

2025-04-09 15:18:56 | 日々のできごと

飯能市市民会館大ホールにおいて「(全日型)入学式」を行いました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
また、ご来場いただいた保護者の皆様、たいへんありがとうございました。
本年度も、合言葉は「顔晴(がんば)れ!」です。
以下、校長式辞の一部を紹介します。

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かつて、東日本大震災に見舞われ、たいへんな思いをした宮城県塩釜市に、「顔」という字と、天気の「晴れ」という字を書いて、「がんばれ」…、この言葉をスローガンにして、復興に向けて、まさにがんばってきた、いや、がんばっている地域があります。
きっと、他の被災地の皆さんも、同じような気持ちで、前向きに生きていらっしゃるのではないでしょうか。

「顔が晴れる」とは、「笑顔になる」ということ。つまり、たいへんな毎日だけれど、笑顔を大切にして、前向きに生きていこう!という思いが、そこにこめられているのだと思います。
あるいは、「一生懸命にがんばっている人の顔は、晴れ晴れとしている」というようにも、解釈できるかもしれません。
つらいとき、大変なときこそ、顔晴れ晴れと、心晴れやかに…。そんなふうに生きることができたらすばらしいと思いませんか?

私は、「大川学園高等学校は笑顔があふれる学校でありたい」と考えています。生徒も先生方も、いきいきと、晴れやかな顔をして、一生懸命にがんばっている、そんな学校でありたいと思います。

たとえば授業中、今までわからなかった問題が解けて「やった!わかった!」というときのとびっきりの笑顔、部活動で強敵から必死で一ポイントを取ったときのガッツポーズ、あるいは、行事に本気で取り組むときのキラキラとした瞳…。

ぜひ、どうか、今年度も、みなさんの笑顔を、そしてがんばる姿をたくさん見せてほしいなあと、心から願っています。

1学期始業式

2025-04-08 16:05:01 | 日々のできごと

新2年生&新3年生が登校して、1学期始業式を行いました。
生徒諸君の「話を聞く態度」と「校歌斉唱の元気な歌声」に感動しました。
校長挨拶の一部を掲載させていただきます。

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令和7年度が始まりました。
学年が変わったことをひとつの機会ととらえて、そしてぜひ自分の未来に目を向けて、充実した毎日を自らの手でつくっていってほしいなと思います。

きょうは「のびしろ無限大」という話をします。

みなさんは、大川学園に入学してからの(3年生は)2年間、あるいは(2年生は)1年間で、「こういう点はいくらか成長できたかな?」とか「中学校の頃はできなかったことがいくらかできるようになってきたな…。」と思えることがありますか?
「ある!」という人は、それをもっともっと磨いて、あるいはほかにも何か新しいことを探して、ぐんぐん成長してほしいと思いますし、「(成長したところなんて)ないなあ。」と感じている人は、ぜひ今年度は、自分の新しい一面を探してみてほしいなあと思います。
今年度、大川学園高等学校では「のびしろ無限大」というスローガンを掲げました。
みなさんの心やからだの中には、まだまだ限りない可能性が眠っていると思います。
もしかすると、まだ自分で気づいていないこともあるかもしれません。
高校3年間のうちに、その可能性に気づき、そしてそれを磨き、大きく成長してほしい。
私は、心の底からそう願っています。

「心のコントロールを大切に」~一般コース入学式~

2025-04-06 11:30:51 | 日々のできごと

一般コース(土曜日のみ登校するコース)の前期入学式を行いました。
校長講話の一部を紹介させていただきます。

私は日々生活する中で「全ては人の心が決めるのだ」と感じる場面に多く出会います。
勉強を頑張るのも、スポーツを頑張るのも、そのスタートは「がんばろう!」と思う心…。周囲の人々と良い人間関係を築くのも、そのスタートは「友だちと仲良くやろう」と思う心…。
心が動いてこそそれが言葉や行動にあらわれ、いつか成果に結びつくのだと思うのです。

しかし時には冷静さを欠いて心のコントロールが上手くいかなくなると、やる気を失ってうまく行動できなくなったり、カッとして口にした一言で周囲の人たちとの人間関係がうまくいかなくなってしまうこともありますね。

例えば自然災害にあってしまった地域の人たちは、苦しい毎日の中で、必死になって「前向きに生きよう!」という強い心を持って生きているのであろうと思いますし、また逆に地球のどこかで悲惨な争いを続けている国々の現状を考えると、そこにはその国のリーダーの心の乱れを感じずにはいられません。

このように考えると、気持ちよく充実した毎日を過ごすためには「心のコントロール」こそ全ての源ではないかと思えるのです。
きょうから始まる新年度、ぜひ「心のコントロール」というキーワードを常に忘れずに毎日を過ごしていきましょう。きっと楽しい毎日になるのではないかと思います。
 
皆さんが、それぞれの「心」を大切にして、それぞれの道を、それぞれの目標に向かって、そしてそれぞれのペースで、一歩一歩歩んでくれることを心より期待しています。

「のびしろ無限大」

2025-04-04 11:15:13 | 日々のできごと

令和7年度がスタートしました。
下加治校舎の桜が満開を迎え、本物の春の到来を告げてくれています。

今年度、大川学園高等学校では「のびしろ無限大」というスローガンを掲げました。
生徒諸君の心やからだの中には、限りない可能性が眠っていると思います。
もしかすると、まだ自分でも気づいていないこともあるかも…?。
卒業までにその可能性に気づき、そしてそれを磨き、大きく成長してほしい。
心の底からそう願っています。

大川学園高等学校は、生徒一人ひとりの成長を応援します。
本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。