登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

長者森-白見山

長者森-白見山・・・北上高地最深部2座を攻める

昨日の元旦登山に引き続き本日も登山。この調子だと今年は365日間も山に入るペースです^^
今回狙うのは遠野から更に奥、川井方面へ抜けるR340号をズンズン北上すると右手に見えてくる長者森と白見山です。
登山口は立丸峠第二トンネルを過ぎた辺りで大槌に抜ける県道上の土坂峠にあり、ここから2座を目指すピストンが基本だと思いますが、今回我々は縦走と言うことで、新田牧場の一角を拝借し車1台をデポしてから登山口へ移動しました。
ちなみに今回も直前に声をかけてみたら「ぜひぜひ」との返事。またまたKZYさんを巻き込んでしまったのです。でも結果2人でよかった~と言うのが正直な感想です。

■記録

遠野方面も雪が無く走りやすい。現在の気温は-12℃だがスッキリと冬晴れ。なかなかの好スタートかも・・・

KZYさんの車を降り口の新田牧場へデポして土坂峠へ。ここからのピストンより2Km短縮できる縦走を選択する我々^^

さて、んでは参るか!!

最初はしっかり整備された路。ウサギさんの迷彩足跡

林道から分かれる地点。テープが導いてくれるので安心

途中のガレ場から。おお~最高の天気。早池峰も見えそう

結構上は雪があるが何とかつぼ足で交替ラッセル

と言うことで1座目の長者森到着。いい路だったな~。大金持ちになりますように(笑)

2連荘だが今日は楽勝かな・・・とこの時点では思っていた

さて次は白見山。途中牧場もあるので展望も期待できる

長者森から揺るリと下り鞍部へ。以前はこの稜線まで牧場だったようで木々も若く牧柵や土塁の跡も見受けられる

最低コルまで来た。おお~素晴らしい。正面の山はオーヅ岳だね。なんだろう?このネーミング

今降りてきた長者森と奥には石上山?広々して気持ちがいい所だが同時に風当たりもいい

陽が出ると風も出てくる。しかしここまでは順調すぎる位順調。左が白見山・・・のニセピーク

北斜面になるし標高も先程の長者森より200m近くも高いのでスノーシュー装着!!

牧場最上部。ここからは確か緩やかに高度を上げていく筈。でも考えてみれば300mの登り返しだね

最初は脛高だった雪も徐々に膝丈へ

そして奇木地帯。決して気持ちいい路ではない

雪の結晶綺麗。ジオラマ的に撮影してみる

しかしここからが・・・長かった。これが絶対頂上だなと思っても何度も現れる偽ピーク。そして迷彩ピンクテープに惑わされ続け深い笹薮を彷徨う

なんか笑われているような気も・・・

牧場からなんと90分。これは想定外だ~。やっとのことで2つ手前のピーク。で白見山本体をロックオン

一見平らなように見えるが笹だらけの山頂部。10m進むのにもエライ時間がかかる

やっとのことで白見山山頂・・・腹減った。看板高いし

遠かった~白見山。一等三角点は探す気力も無し^^

新雪笹薮は厳しかったな~。ここは残雪期が適当かもね

ひたすら下りこの手前の樹間で大休憩。「惨敗感 ちょっと舐めてた 白見山」なり

一見直ぐのように感じるが、実はここからの下りも結構。まぁ長者森を登り返すよりは・・・

なぜか林道に誘われたり。地図とGPS見ながら慎重に下る

牧場復帰。後は真っ直ぐ下るだけ

と言うことで車デポ地点に戻る。クタクタである

朝飯と昼飯兼用である。これじゃシャリバテ必須。やっぱりちゃんと食べてから登ろうぜ!!

■タイム
07:51 土坂峠登山口出発
08:08 林道分レ
08:39 眺望のいいガレ場
09:06 長者森到着
09:36 新田牧場最上部(887m最低コル付近)
09:55 白見山取り付き
11:06 白見山前衛峰第2峰(眺望良し)
11:21 白見山到着
11:25 下山開始
11:32 白見山前衛峰第2峰(眺望良し)
12:00 白見山取り付き手前で昼食
12:20 新田牧場から林道降下
13:14 新田牧場牛舎小屋
13:18 車デポ地点到着
 ※登り 3時間30分、下り 1時間53分(白見山)

■GPSログ(距離:10.50km、高度の上昇/下降:625m/-765m)


■勝手に難易度指数:26+10(ラッセル藪漕度)=36points

■感想、反省等
・距離も標高もそれ程ではないですがバテました
・ピストンだったとしたらばどんだけでしょう
・トレースのある山はどれだけ恵まれているかを実感
・改めて岩手の山150の厳しさを垣間見た気がします^^
・ここも雪が落ち着く残雪期限定の山域かもしれません
・長者森までならば整備された路ですのでお勧めです
・KZYさんラッセル助かりました。ことよろです
・単独だったら白見山へ辿りつけたか分かりませんね^^
・2座とも北上高地1000m級が林立する中に聳えています
・奥深く滅多に人も近寄れない聖域という感じでした
・総じてこういう雪山の登山も勉強になりましたです

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