深夜からしとしと降り続く雨に、本日は休養を決め込んでいましたが、朝8時を回ると薄日が顔を覗かせる状況となったため、午前中の約束で出かけました。行き先は、昨年末登山口を発見できずに断念した送仙山です。9時30分には今回調べ上げた登山開始口にいました。早速Goであります。
■記録
県北も案外いい天気。あの台形が今回目指す送仙山(おくりせんやま)だ。今晴れていても昼過ぎに寒冷前線が通過する筈なので午前中勝負。多分余裕でイケルだろう
予定通り高圧線鉄塔下空き地に駐車し牧場からスタート
右手に見えるピークの送仙山を目指し牧場内を斜めに進む
樹林帯突入付近から北側を望む。雲の切れ間からスポットのように光が差し込むと、あたかも草紅葉のように牧草が輝いた
樹林帯に入ると立派な登山道があった。前回探し得なかった路
今日は鳥のさえずりが煩いくらい聞こえる。生暖かい。牧野の匂いを纏った湿り気のある南風
石碑なのかただの岩なのか。文字が彫ってあるような無いような。一応手を合わせる
山頂部へ至る最後の登り。結構岩が多い山だ。この山は立派な独立峰。火山活動で形成された雰囲気はある
岩手山と早池峰山横恋慕事件の際、姫神山の嫉妬と岩手山の逆鱗の狭間で悲運の伝説を持つ送仙山。この山頂部が岩手山にスパッと首を切られたという核心部だな
あまりアップダウンが無く確かに一直線に近い稜線である。間もなく頂上という辺り
頂上見えた。案外あっという間だった
頂上にある祠と石碑。浮島の里を見守り幾星想、あぁ偉大なるかな送仙・・・と書かれてある。浮島はあったかどうか。否この山自体が浮島か。いずれ地名だろう
ということで一枚。緑の看板落っこちていたので三角点に置く
ここもまた地元に大切にされている山。手入れも素晴らしく行き届いている感じ。ただ表示があればなお
下りはどうしようかと思ったが、ピンクテープに誘われ北斜面を急降下することに
で尻餅というかスライディング。葉っぱの下は泥だった
印象的だった緑色の大岩。立派なもんだ。ここは適当なピンクテープの登山道ではない斜面だがイベントとして良いかも
アカマツの急降下を終えると伐採地に出る。開けて気持ちがいい。七時雨山、田代山などを望むことができる。いずれここも牧草地に開墾されるのだろう場所
岩手山方面も見える。頂上付近は雲の中、雨が近いな
甘酒の石。由来は調べてはいないが、重要な通過点として記憶している場所
正反対に降りてきたので、帰り道長いな。牧草地の中を失礼してテクテクと歩く
こんな感じで回ってきた
やっと振り出しに戻る。今日も良かった良かった
■タイム
09:35 鉄塔下出発
09:54 山頂部稜線
09:59 送仙山頂上到着
10:05 下山開始
10:11 緑の大岩
10:14 伐採地
10:26 甘酒の石
10:49 鉄塔下到着
※登り 24分、下り44分
■GPSログ(距離:4.35km、高度の上昇/下降:229m/-229m)
勝手に難易度指数:11points
■感想、反省等
・危険箇所はありません。ただ北斜面は藪急です
・独立峰でアプローチ無いので登りやすい山です
・手入れが施されたいい山でお勧めです
・登り口は今日の場所がベストだと思います
・神話、伝承、言い伝え・・・そんな雰囲気あります
・今日登れてよかったです
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