登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

金ヶ崎駒ケ岳-経塚山

金駒経由経塚山・・・令和初登山はいきなりこのルートから

連休中は天気とマイスケジュールの睨めっこです。昨夜までの季節風は収まりつつあります。天候的に明日4日がベストだとは思いますが、予定も入りそうなので本日決行しました。まだ風が少々残っているので幾ばくの懸念もありますが、逆に雪は締まっているかもしれません。暑くなると雪庇崩壊の可能性もあります。・・・と言うことで、なんだかんだと悩みながらこの課題のルートに挑戦。結果多分ですが、令和で最初の経塚山踏んだ登山者は自分です。違っていたら受け付けます^^

■記録

遅い時間ほど風が弱まる筈と遅めに出てきたが、あれれ自分が一番乗り?

経塚山先行者に期待したが・・・まぁいっか。登山道10日前に比べると大分雪が融けたな

何回目かで初めて気づいた4等三角点。741.9ピークらしい

いよいよ雪庇地帯に突入

あの稜線歩くんだよね・・・

上賽の河原から金ヶ崎駒ヶ岳。まずあれに登らないと

体力温存しながらもスピーディーに到達せねば

汗だくで約10日振りの山頂。しかしここで休んでられないな

さて行くか。未知の路へ・・・

おっといきなりの雪庇地帯。金駒直下なので見えてなかった

そして雪融けで繋がっていない箇所もあり藪漕ぎ迂回も。しかしここはピンテが導いてくれた

鬼門と思っていた雪庇(2番目)に到達。迷わず雪庇上部へ

お~なかなか高いが安定している。問題なく通過

1週間位前のトレースを追っていたが何か雰囲気の違う足跡あり。変わったアイゼンもあるんだなと思っていたが、よく見れば熊の足跡だった。しかも2匹分

延々と続く雪道。半分くらい来たかな

経塚山が近づいて来た・・・ような気がするがこの先実はまだまだ遠い

ずっと気になっていた懸案の第三雪庇クラック。上を行くか下を行くか悩む。トレースは半々

結局慎重に上を歩く。なるほど確かに切れてる。しかし案外斜度は緩く無事通過できた

振り向くと金駒があんな小さく。これ戻るんだよね^^

いよいよ経塚山直下に到達。10日前の情報によると雪が着いてたので真っ直ぐ行けたとのこと。確かに雪が繋がっていそう。よし直登してみよう

最初は調子良かったが途中で雪消滅。融けちゃったんだ~

止む無く藪漕ぎマンに変身。30分近く硬い潅木と格闘することとなる。やはり南側から夏道を回り込むのが正解だったようだ

結局頂上数メートル手前で夏道(赤)へ合流。失敗の巻

何にせよ頂上到着!!おお~懐かしい・・・

目の前には大迫力のこの景色。凄い・・・。しばらく絶句する。1人だけど^^

標柱は風なのか全て東側に傾いている。しかも三角点も祠も傾いているのは山が動いているから?

牛形山方面。言葉が出ない。1人だけど^^

なんちゅう景観だろう

金駒が可愛く見える

経埋ムベキ祠に経を唱える。般若心経しか知らないが

この山の頂は県内随一かも知れない。神妙な雰囲気もある

さて風も冷たいので帰るとするか。当然夏道へ

しかしここも楽な路ではない。危険なトラバースあり

逆に雪が着いていると恐ろしい所だな

景色はいいが慎重に・・・

九合目を通過。ここも懐かしい

回り込んで来た路へ復帰。帰り遠いな・・・

さっきの第三雪庇は下を通ってみる。確かこの辺はお坪の庭という所だが全く原型を留めない

正面に前塚見山とオガラ山。その奥に志波三山

迫力の第二雪庇。ギリギリの淵から

藪漕ぎ地点通過

金駒の登り辛いっ~す。頂上で話し声がする・・・今日ここに来て初めて人に会うのでシャキッとせねば

色々と聞かれながらここでやっと昼ごはん

この景色見ながら充足感のコンビニめし最高!!

あとは緩々下るだけ。気持ちよさと脱力感が混在

今日も無事帰ってこれて二つの山に感謝です

■タイム
07:23 うがい清水給水・参拝
07:28 登山届&出発
08:36 下賽の河原
08:45 上賽の河原
09:02 金ヶ崎駒ヶ岳
09:11 第一雪庇
09:17 藪漕ぎ地点
09:22 雪渓復帰
09:31 第二雪庇
09:48 1132mピーク付近通過
10:09 第三雪庇(1188mピーク&御坪の松付近)
10:32 経塚山頂上直下藪漕ぎ開始
10:59 頂上手前で夏道復帰
11:00 経塚山頂上到着
11:11 下山開始
11:23 九合目
11:30 藪漕ぎ地点(マイトレース復帰)
11:36 第三雪庇下通過(一服)
12:06 1132mピーク付近通過
12:09 第二雪庇
12:19 藪漕ぎ地点
12:26 第一雪庇
12:40 金ヶ崎駒ヶ岳(昼ごはん)
13:12 下山開始
13:23 上賽の河原
14:07 うがい清水登山口到着
※登り 3時間32分、下り 2時間56分

■GPSログ
距離:14.79km、高度の上昇/下降:1192m/-1192m


■勝手に難易度指数
39+5(ルート違い藪漕度)=44points

■感想、反省等
・雪の状態からいえばギリギリな感じでした
・経塚山手前の藪漕ぎで30分近く時間ロスしました
・これが今回の失敗。4/21の情報を鵜呑みにした結果です
・雪渓繋がっていれば金駒から90分~100分は可能かも
・藪漕ぎスタイルで何とか乗り切った感じです
・危険地帯は3つの雪庇と9合目付近の雪渓トラバースです
・気温が上がれば恐いかもしれません
・後は暑い日は熱中症対策、ガスの日は無理でしょう
・今日は快晴でも案外涼しく雪が締まっていて幸運でした
・それでも全線ザラメ雪一部氷で歩きやすかったです
・連休中天気予報と睨めっこ。念願のルート大満足です

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