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おぐしクリニックのクリニック通信(クリニックからのお知らせです)

内科から外科まで専門分野を問わず診療致します。地域の総合診療クリニックを目指しております。

ピロリ菌の除菌適応に胃炎が追加されました。

2013-04-03 18:58:12 | インポート
相変わらずの不定期更新となってしまいました。
根がマメではないので・・・。

今回は健診の話ではありません。

ピロリ菌除菌の話です。

今までは

①胃カメラ検査やバリウム検査で胃十二指腸潰瘍のある方
②胃MALTリンパ腫のある方
③特発性血小板減少性紫斑病の方
④早期胃がんの胃カメラ治療後の方

上記①~④にあてはまりピロリ菌陽性の方に除菌の適応がありましたが新たに

⑤胃カメラ検査で胃炎の確定診断がされた方
でピロリ菌が陽性の方にも除菌ができるようになりました。

胃の調子が悪い方、鳩尾の気持ちの悪い感じが続いている場合は一度胃カメラ検査を受けてみてはいかがですか?
ピロリ菌陽性の場合除菌で症状が改善するかもしれません。

除菌には一次除菌、二次除菌があります。一次除菌で除菌できなかった場合は二次除菌を行います。

当院でも胃カメラ検査、ピロリ菌検査できます。除菌も行っております。


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健診結果がよくわからないという方へ。

2013-03-04 11:03:25 | インポート
健診をして数値が高い、低いが書いてあるがいったい何に関する数値なのかよく判らないし、それに対してどうすればよいかもわからない。
精密検査を行ってくださいと書いてあるがどこに行けばよいかがわからない。
以上のような方がいらっしゃると思います。
しばらくブログに健診内容の解説等を書いてゆこうと思います。

本日は
GOT(AST)、GPT(ALT)、γ‐GTPについてです。

この3つが何かというと酵素です。
じゃあ酵素って何だ?ということになりますが酵素はタンパク質でできています。
色々な内臓を構成する細胞の中に含まれていて、細胞が壊れると細胞の中から出てきて血液中に入ります。

特にGOT、GPTは肝臓、心臓、赤血球等の細胞にたくさん含まれています。
血液検査ではこの血液中のGOT、GPT、γ‐GTPを調べてます。

①GOT、GPTがともに基準値を超えている場合
 肝臓の病気ではウイルス性肝炎、非ウイルス性の肝障害(主な原因は薬物、アルコールです)、脂肪肝。
 肝臓以外だと胆嚢結石、胆のう炎、膵炎
 癌では肝臓癌、胆のう癌、膵癌
等で上がります。

②GOTが主に基準値を超えGPTはあまり変動がない場合
 心臓の病気で心筋炎、心筋梗塞
 溶血(採血時に赤血球が壊れても上昇します)。

③γ‐GTP
 肝臓の病気ではウイルス肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝
 肝臓以外の病気では胆のう結石、胆のう炎、膵炎
 癌では肝臓癌や転移性肝臓癌
等で上がります。

ウイルス肝炎(B型、C型肝炎等)で高度の肝硬変があると上昇しない場合もあるので上がってないから大丈夫というわけではありません。

健診で以上の数値に異常があり精密検査をする場合は消化器科、胃腸科、肝臓内科に行かれることをお勧めします。
GOT優位の上昇なら血液内科、循環器科等で調べられるのも良いと思います。

もちろん数値がすべてではありませんし上記は代表的な病気だけです。
問診による生活習慣、既往歴などからわかることもありますので精密検査を勧められた場合は
かかりつけ医、かかりつけがない場合は上記科目のある医療機関、会社などでしたら産業医等にご相談ください。

当院でも精密検査行えます、気になる方はお電話でもよいのでお気軽にご相談ください。


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インフルエンザに罹患した方が出たようです。

2012-12-13 13:27:44 | インポート
先日、西宮でインフルエンザにかかった方が出たという連絡がありました。
人数は少ないようでまだ流行とは言えないようです。
但し感染症センターのデータではインフルエンザは例年12月中旬から出始めて12月下旬から1月中旬にかけてピークになるようですのでご注意ください。
現在はまだ感染性腸炎(いわゆる腸風邪)の流行が続いているようです。
年末を迎えイベント等で外出する機会も増えると思います。
外出から帰宅した際は手洗い、うがいを忘れずしてくださいね。
不幸にして風邪にかかってしまった場合は無理な外出は控え安静、保温、栄養摂取を行ってください。



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マイコプラズマ肺炎、感染性腸炎が流行しているようです。

2012-12-04 19:40:02 | インポート
11月は電子カルテの入れ替えがありなかなか更新できませんでした(言い訳がましいですがw)。
何とか新しいカルテにもなじめてきましたが周囲機器との連携をやり直してもらったりと色々手配することが多くて多忙でした。
さてだんだん気温が下がり寒くなってきました。
気温が下がると増えるのが風邪です。
風邪と言っても大まかに分けると(かなり大まかですが)咳、たん等の気管の症状が中心の風邪と嘔吐、下痢等の消化器症状が中心の風邪があります。
今シーズンは今のところ咳、発熱などの症状が出るマイコプラズマ肺炎と下痢、嘔吐などの症状が出る感染性腸炎が流行しているようです。
マイコプラズマ肺炎ですが昔はオリンピック肺炎と言われて4年周期で流行していたようですが最近はあてはまらなくなっているようです。
以前はマクロライド系抗生物質が良く効いたのですが耐性株が出ているようです。
耐性株に対してはテトラサイクリン系やニューキノロン系の抗生剤が効くようです。

感染性腸炎は主にウイルス性のものが冬季には流行ります。
腸管型アデノウイルス、エンテロウイルス、ロタウイルス、ノロウイルス等が主です。
感染性腸炎に効果のある抗生物質はないので2次感染防止にホスホマイシン系の抗生剤と整腸剤を使用することが多いです。
下痢や嘔吐で脱水症が高度であれば点滴を行うこともあります。
下痢は腸内で増えたウイルスを排泄するためにおこるので下痢止めは使用しないことが多いです。
嘔吐、嘔気がなければ消化の良いものを摂取してください。

インフルエンザは今のところ流行の報告はないようですが例年12月中旬から下旬にかけて増えてきます。
予防接種は12月上旬までに接種されることをお勧めします。

これから寒い日が続きます、健康にはくれぐれもご注意ください。
体調が悪い時は無理せず十分な休息と栄養摂取を行ってください。



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子宮頚がんワクチンについて。

2012-03-12 15:16:01 | インポート
現在高校1年生の方(4月から高2になられる方)は3月中に第1回目の子宮頸がんワクチンを接種された場合、ワクチンの費用助成が受けられます。詳しくは保健所等にお問い合わせください。
なお当院でも子宮頚がんワクチンの予防接種を行っております。ご希望の方は電話でご予約ください。
尚、年度末でワクチンが足りなくなる事も予想されますのでご希望の方はお早めにご連絡ください。


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B型インフルエンザにご注意。

2012-03-11 21:58:03 | インポート
以前のブログでも少し書きましたがB型インフルエンザが流行しているようです。A型は一段落して流行のピークは越えているようですが当院でもB型インフルエンザの方が時々来られます。治療法はA型と変わりませんがA型に罹患した後B型に罹患するケースもあり1シーズンに2回インフルエンザにかかることもあります。週明けは少し冷え込むようですご注意ください。


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