夏至もすぎ午後7時ごろでも結構屋外が明るいです。
日中の気温も上がってきて梅雨が明ければ夏本番ですね。
酒飲みにとって暑い時期のビールは本当においしいです、ビールとくればバーベキュー、焼肉が欲しくなります。
しかし皆さん痛風にご注意ください。
痛風は尿酸という物質が体に溜まり起こる病気です。
症状は関節の痛みと腫れ(主に足の親指の付け根の関節におこります)です。
関節液内に尿酸の結晶がたまり、それを血液中の白血球という細胞が排除しようとして集まり炎症を起こします。
風が当たっても痛むという事から痛風と言われます。
じゃあ尿酸って何だ?
という事になりますが尿酸はタンパク質が分解されて出来たプリン体という物質の老廃物です。
プリン体はビール、レバー、干物類に多く含まれています。
血液中の尿酸値が7mg/dlを超えると痛風発作が出やすくなると言われており尿酸値の上昇は心血管障害、脳血管障害のリスクを上げると言われています。
特定健診でも尿酸値はわかりますので尿酸値が高い方は医療機関にご相談ください。
痛風を防止する方法ですが①食べ過ぎず、②飲み過ぎず、③美味しいものは適量、④適度な運動、⑤ストレスの少ない生活を心がけてください。
痛風の合併症で多いのは①高血圧、②肥満、③高脂血症、④腎臓結石等です。
治療は①尿酸の合成を抑えるお薬、②尿酸の排泄を促進するお薬等が使われます。