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小川安夫の人材育成ノート

研修風景や人材育成にまつわることを書いていきます。学びのツールのひとつに加えていただければ嬉しいです。

コーチャブルな人とそうでない人

2012-02-22 | 人材育成ノート

 コーチングの研修をしていると、受講者によって反応が違います。その反応を観察することはとても興味深いものがあります。

Aさん:「いや~ コーチングってやる気のない部下には使えないな~。それに、時間がかかり そうだし・・・。会話もなんかまどろっこしいし・・・。」

Bさん:「コーチングって面白そうだね。それに、これなら部下も元気になるし、使い分けは必要かもしれないけどやってみる価値はあるね。」

 どうですか? Aさんはコーチングを否定的にとらえ、うまくいかないことに意識を向けていますね。一方のBさんは、肯定的にとらえ、うまくいくための方向に意識を向けています。

 人はできない理由を探したがるものですが、できない理由をいくら探しても負のスパイラルに落ち込んでいくばかりです。やれることや、可能性に意識を向けることがとても大事なことです。

 コーチングを受けてどんどん変化して、成長していける人を「コーチャブルな人」と表現します。コーチングを素直に受け入れることができるということは、有能なコーチになる可能性も大きいということです。

 是非、皆さんも「コーチャブル」になって、どんどんコーチングを受け入れて、自分を変化させてみて下さい。そして、コーチになって部下や周りの人たち(コーチャブルな人たち)の意欲を高め、成長を加速させ、元気な組織をつくるためのリーダーシップを発揮して下さい。

 否定的な言葉を繰り返していたAさんも、研修が進み、ロープレを体験し、熱いメッセージを受け止めているうちに少しづつ変化し始めました。
 そして、最後の感想では、

 「もしかするとコーチングは使えるかも知れませんね・・・」

 に変わりました。Aさん、期待しています。よいコーチになって下さい。



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