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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-129 『 ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q EVANGELION3.33 YOU CAN (NOT) REDO 』 序?

2013-04-25 20:17:01 | 映画

エヴァ新劇場版『 Q 』。
公開は11月17日でしたが、観に行ったのは、12月2日という 体たらく。
『 新劇場版:破 』 を見、パティにもハマッた 私としては、公開日から半月以上も経過して観たことは―― 思い返せば、ファンとしてあるまじき行為。

仕事が忙しく、Qを上映していた劇場まで足を運ぶことが難しい、という理由はありました。
それでも、エヴァパティを打つほどに、好きであったのなら、それくらいの労を厭うなどとは、ありえないこと。
腐ヲタの行動力は、時として 常軌を逸しますから……。

映画を観た後、あまりのシナリオに、ポカーンとしてしまった方が多かったのは、当時のウェブを見れば 明らか。
新劇、旧劇、TV、パティと、果ては同人誌まで、エヴァシリーズをラヴッてきた私としては、Qでの 碇シンジと渚カヲルの扱いは、あまりに衝撃的。
『破』 ラストで、シンジに助けられたはずの綾波レイが、Qでは、『 LOST 』 扱いだったのも、あんまりな扱い。

わけのわからない、作中世界で生まれるはずの無い ゆとり世代キャラクター。
往年のNHKアニメ『 ふしぎの~ 』 なんちゃらから、BGMと設定を引っ張ってきた感の強い、ヴンダーとかいう組織だか空中戦艦だか。
昭和~平成の両時代のファンを取り込みたかったのか、回顧したかったのか、よく分からないシナリオ。
『破』 の次回予告を すべて御破算にしてくれた、あのQだけは、どうにも好意的にみれなかった。


それでも、それでも、BD、DVDが発売されるとなると、やはり買ってしまうのです。
「 買いたい! 観たい! おもしろい! 」 という出来栄えではないと、強く思っているのに、買ってしまう。
皆、「 ポカーンとした 」 と言いながらも、ソフトが出れば買ってしまう。
ヲタというのは―― 私の場合は腐ヲタか―― 馬鹿ですね。 皆そろって、大馬鹿ですね。

いまさら、Qについて、よもよも言うのは、BDを観ようとしない自分を叱咤することもあります。

そう、24日が QのBD、DVDの発売日でしたが、私も BDをアマゾンで予約していたのです。
発送通知も届いており、コンビニに受け取りに行かなければならない。
行かなければならないのですが―― 受け取りに行きたくない。

なぜって、観れば、鬱々とした気分になるからです。

あの、わけのわからないシナリオの映画を観たくない。
なにより、カヲルの首爆発を、また 目にしたくない。

「 またすぐに会えるよ 」 とかなんとか、シンジに言い残して、にっこり笑って、首が爆発―― 血のりが プラグ内に ビシャァアッ と飛び散った、あのシーン。
TV版の、首ちょんぱよりも、さらにエグイ表現は、トラウマになりそうな衝撃でしたから……。


直接ではないにしろ、「 友達を殺す 」 という―― 自分がエヴァに乗ったことで、チョーカーの起爆を招いて―― カヲルが死ぬきっかけを 間接的に招いてしまった。
シンジが精神崩壊しそうなシナリオは、観た客に、十分二分に衝撃を与えはしましたが、鑑賞後の 気持ちは―― 正直、胸糞が悪いと言うほかなかった。
感動の涙は無く、鉄さびを口にねじ込まれ、苦い涙を流させられたようなもの。

それでも、それでも、ファンであるために、BDを買ったのです。
コンビニにも、近く 受け取りに行かなければ。
そして、観るとは思います―― G.W. の休みにでも。

下の動画は、ソフト発売告知のもの。



―― そう、今は 動画を自在に制作できなくは無い。
ソフトにしても、必ずしも買わなくても、レンタルもあれば、いわゆる バックアップというイリーガルな方法もある。
以前、書店勤務時代、オリジナルとコピーの優劣の差を書いた気がします。
優れたモノは、そのオリジナルは、コピーよりも愛され、いかに 安価でコピーが手に入ろうとも、必ずオリジナルの方が愛され 購入してもらえると 書いた気がします。

Qに関しては、レンタルや いわゆる イリーガルなモノで充分!! ―― そう、声を大にして憚らないほどです。
イリーガルなモノは、Gエンジェルで いくつも確認できますし、レンタルもある。
注文キャンセルで、返品でもいいんじゃないのか―― そう、囁く悪魔の誘惑に屈しそうなほど。

5回ほども繰り返して観て、冷静に観ることができるようになれば、マトモなレヴューを書くかもしれません。

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