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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-37 『 RESIDENT EVIL 』

2005-07-01 16:06:13 | 書籍
・・・かなり、間が開いてしまいましたが、久々の更新です。

カプコンが制作し、世界的な大ヒットとなったゲーム:バイオハザード。
近年では、映画化もされたことは、ここのブログでも以前に書きました。
今回は、そのノヴェライズについてです。
( 画像は、『City of the Dead』の表紙、resident evilより転載)

作者は、S.D.ペリー女史。
ゲームの完全なノヴェライズに止まらず、女史独自のバイオハザード世界を構築して、アメリカ合衆国において、1998年以降『 The Umbrella Conspiracy 』から2005年初頭発売の『 Ground Zero 』まで、シリーズ通算七冊が上梓されています。
ゲームに登場した、クリス・レッドフィールド、ジル・ヴァレンタイン、バリー・バートン。
クレア・レッドフィールド、レオン・ケネディ、エイダ・ウォン、カルロス・オリヴェイラ、スティーブ・バーンサイド、ビリー・コーエン。
さらには、華麗なる敵役、アレクシアとアルフレッドのアシュフォード兄妹、アルバート・ウェスカー、ジェームズ・マーカス、ニコライ・ジノビエフ。
・・・等といった、キャラクター達が、生き生きと動き回ります。
ゲームのシナリオを、そのまま焼き直すのではなく、女史独自のキャラクター・アンブレラ幹部トレントを登場させたり、キャラクターの『過去』に味を付けたり等していることで、読んでいて新鮮さを楽しめます。
合衆国では、最も成功したバイオハザード世界のノヴェライズとして評価されているそうです。

日本では、中央公論社から、第一巻から順次翻訳刊行されており、先月には第四巻『 Underworld 』が発売されました(『バイオハザード4 地下世界』 野下祥子・訳)
原書の英語は、そんなに難しくなく、高校生の英語力なら、ゆっくり読み進められるぐらいだと思います。
私は、大学生の頃からのペリー女史のファンで、実家の書棚には、発売された原書七巻までを揃えています。

シリーズのお薦めは、第三巻『 City of the Dead 』と第六巻『Code: Veronica』でしょうか。
第三巻は、ゲーム版バイオハザード2のノヴェライズで、物語舞台がラクーン・シティということもあり、映画『アポカリプス』を御覧になった方などは気に入られるのでは。
また、第六巻は、シリーズ中最強にトリッキーな敵役アルフレッド・アシュフォードが登場します。これはゲーム版バイオハザード:コード・ベロニカのノヴェライズです。ゲーム中でのアルフレッドが、そのままに活字で活躍します。彼には重度の女装癖があるのですが、彼はドレスのみでなく、ブラジャーまで着用していたという真実が語られます(笑)

どちらを読んでも楽しめます。
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