熱く、暑い夏は一瞬にして過ぎ・・・・
そんな充実の夏を振りかえる寸暇も惜しみ、10月のトレッキングツアーの企画を練る僕。
昭文社の5万分の1地形図を横にしたり、縦にしたり、遠ざけたり、放り投げたり・・・・
国土地理院発行の2万5千分の1地形図をこれまた横にしたり、縦にしたり、近づけたり、放り投げたり・・・・
この二つの行動の最後にある「放り投げる」行為こそが今日のタイトル。
通常の人間は「さじを投げる」のが一般的である。
ただ僕たちは山屋。
こうなったら最終的には「地図を投げる」しかない。
あまりにも広大なフィールドに、あまりにも魅力的すぎる山、トレイル、峠、山小屋の数々・・・・
これだから北アルプスは憎きやつ。
ガイドである僕の頭をこれでもかっ!と悩ませ続けるのである!!
「この山は素晴らしいが、距離が半端じゃない!」
「逆にこの山は行程が短すぎて満足できない!」
「この秘境に行くなら3泊4日はしたい!」
「良いルートだが、歴史やコンセプトに乏しい・・・・」
「俺が求めているものと何か違う!(別にお前を楽しませるツアーじゃない!)」
「何よりも!良いフィールドがありすぎて悩む~!!」
とは言えこんな事をやっていると、いくら「秋の夜長」とは言えあっという間に雪が舞い降りてしまう・・・・
北アルプスの森林限界を旅するなら10月下旬がギリギリセーフ。
横に虫ピンで刺してある「KAMOSHIKAスポーツ」オリジナルのカレンダーに目をやりながら指折り数える。
ちなみに写真付きのそのカレンダーの今月の写真は良く熟れたマメガキ。
こんな秋らしい写真を見ると余計に焦りは頂点に!
出来る限りお客さんと共に喜びと感動を共有できる山行を貪欲に探し求めるここ最近の僕。
所狭しとものが置かれた小さな机の上に広げる数枚の地図。
その面積はあまりにも僅かだが、僕の妄想をどこまででも膨らまし、山の奥!これまた奥に誘ってくれる・・・・
未だ見ぬ純粋無垢な大自然に思いを馳せ、ワクワクしながら地図を覗きこむ僕。
その横で大雨により今日のツアーが中止になり時間が出来た松。
彼もこの冬や、さらに先の企画を見据えて頭を悩ませている。
一つ屋根の下、「生む側の苦しみ?」という奴を共有しあう。
無論、苦しみの先に待っている喜びと感動に出逢う為に。
一応、あくまでも一応今後のスケジュールはこんな感じ。
9月28日 秋の十石山ウィルダネスツアー
10月5日 秋の奥千町ウィルダネスツアー
10月12日 いにしえの古道「徳本峠」から目指す!秀峰「霞沢岳」ツアー!!
10月19日 第2回奈川の「宝」探し隊(ジビエとキノコと大人の宴)
10月26日 晩秋の徳本峠越えトレッキングツアー(山岳美と音楽に酔いしれる山の夜・・・・)*小屋で弦楽器のコンサートあり
11月2日 初めてのテント泊!晩秋の乗鞍を「グランピング」!!
いよいよ明日!この企画迷路に終止符が打たれる!!
「そんな企画よりあれやってよ~」
「あの山連れて行って!!」
「この企画良いじゃん!」
「企画何て良いから、とにかく呑もうよ!!」
などなどアドバイス&ご注文心よりお待ちしております。
それでは日本の清く正しき「秋」をお楽しみください・・・・
秘密基地を作って飲みたいね!!
どうしてもこのところ企画発信が後手後手になり皆様にはご迷惑をお掛けします!!
詳細はまた弊社メルマガにより再発進しますので、ご期待ください。
今年の秋も忙しくなりそうです!!
いや~楽しみ・・・・
もうすでに世界最大の「蚊帳」が・・・・
夏の喧騒から離れたあの遺跡が・・・・
あそこでの一杯・・・・
やばいだろうな~
さらには裏庭からのキノコを拝借!
た!たまらん!!
僕と一緒にアラスカに滑りに行って下さい!!!
僕もそんなスケールのデカい夢を追って・・・・
しかし
現実は厳しい・・・・
しかし!
絶対いつかあの広大なバーンにシュプールを描きたい!!
具体的なところ30代後半に実現できそう(笑)。