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それゆけソフトウェアテスト道

タイトルはテストウェアテストとしてますが、テストに限らず品質保証について集めた情報や考えたことの共有をします。

アーキテクト不在の弊害

2015-11-18 | 日記
少なくとも個人的な経験からではありますが、最近のソフトウェア開発は、殆どが短期の派生開発。
そのため、ステークスホルダー要求獲得(関係者要求獲得)→関係者要求分析→システム要件抽出→アーキテクチャ設計(静的構造と動的振る舞いとI/Fの定義)が、省略されることが多いように思います。
また、構成管理の仕組みが弱いと、派生開発を繰り返すと、要求分析資料、設計資料やソースコード、テストケースなどの開発資産間のトレーサビリティが切れていきますが、構成管理などの支援活動に頓着しない方も多いようです。

本当に必要ないなら、これらの活動を省略してももちろん品質に影響がありません。

しかし後々問題を起こすソフトウェア開発組織は、これらの活動をそもそも知らなかったり、顧客や品質保証組織から、言われたらとりあえずやりました的な事が多いように思います。

必要な品質活動の全体が見える化され、その中から、関係者要求に合わせて、活動を強化したり、省略できれば、安全に効率よく開発できます。

そのために、分析できて、全体像を描ける、テスト技術者や品質技術者が増えたら良いと思いました。

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