Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

三都のうちの二都物語 神戸編 その2

2014-05-28 23:53:01 | 


プラトン装飾美術館を出た後、さらに坂を上って、一番メジャーな異人館の「うろこの家」がある一角へ向かいました。

うろこの家に行く前に、共通チケットを購入。チケットにはいろいろ種類がありましたが、行きたいところが決まっていたのでう3つの異人館(うろこの家、うろこ美術館、山手八番館、北野外国人倶楽部、坂の上の異人館のうち3つ)に入れるチケットを買いました。北野の異人館は、施設によって運営している会社が違うので、チケットが使えるところと使えないところがあるのがめんどくさいです。

うろこの家に行く前に、「座ると願い事がかなう」と言われている「サターン(サトゥルヌス)の椅子」がある、山手八番館に行きました。

入り口にあった像。



鬼です。灯篭かついでます。



頭に乗せてる上に、首にヘビ巻いてます。

建物の中には、漆原教授が集めてそうなアフリカの木彫りの像(呪術用か?)とか、石でできた仏像がありました。

願い事がかなうというサターンの椅子は、さぞや行列ができてると思いきや意外と空いていて、私も友人もさくっと座ることができました。当然、願い事をして。叶うかどうかはわかりませんが。

美術品以外に、館内にはフラワーアレンジメントの大きな作品が展示されていたので、美術品がメインなのかフラワーアレンジメントがメインなのか、最初は戸惑いました。というか、正直微妙な作品が多かったし。

お次はいよいようろこの家です。うろこの家に行くと、隣接するうろこ美術館にも行くことになるので、3館共通チケットはこれにて終了です。



うろこの家。

中庭には、鼻を触ると幸せになるという猪の像があります。当然私たちも触りました。
みんなが触りまくるので、鼻の頭がてっかてかになっています。



座り方がセクシーです。



後姿もセクシー。檀蜜みたい?しっぽがくりんとしてかわいいです。

しかし、猪の鼻はともかく、人魚姫の



ビーチクがてかっているのは納得いきません。お金の置き場所も。これじゃワ〇メ酒じゃないか!!(←清らかなお嬢さん方にはわからない喩え)

うろこの家に入り、2階の窓から眺めた神戸の景色。



ちょっと雲が多いのが不穏な空気をかもしていますが、遠くにポートタワーが見えて、なかなかの景色です。



天井からぶら下がっていた照明がすごくかわいい。灯りをともした状態も見てみたいです。



うろこの家の2階にあった部屋。調度品が豪華ですが、プラトン装飾美術館に比べるとややシンプルです。

うろこ美術館では、海外の有名な画家の作品のほかに、日本人画家の作品を多く展示してありました。でもまあ正直…見ても見なくてもどっちでもよかった、かな?

お次は風見鶏の館。ここに来るまで、結構歩きました。



風見鶏の館は、ドイツ人貿易商が自宅用に建てたもので、内装はドイツらしくシンプル。でもドアノブなどにアールヌーボーの様式が使われていて、優雅な雰囲気もあります。



ダイニング。もとはもっと大きなテーブルがおいてあったらしいです。確かに部屋の大きさと釣り合ってない。



階段の踊り場の窓ガラスにの模様が、さりげなくかわいい。



風見鶏。2階に無造作に置いてありました。



子供部屋に置いてあった、花飾りが豪華な電気スタンド。風見鶏の館の内装は全体的にシンプルでつつましやかなのですが、ゲスト用の寝室と子供部屋には、そこにいる人の気持ちが明るくなるような、ちょっとだけ華やかな雰囲気がありました。

風見鶏の館の次は、萌黄の館へ。その名の通り、外観も内装も萌黄色をしています。



暗くて分かりにくいですが、壁が萌黄色です。もとはアメリカ総領事の邸宅だったので、内装もこれまでの異人館より現代的でした。



照明の形もガラスの模様も、シンプルだけど美しい。



こちらはロマンチック。ソファのレースと帽子に、「赤毛のアン」を思い出します。って私「赤毛のアン」読んだことないけど。



化粧室。プラトン装飾美術館とは対照的なシンプルさです。



寝室の写真その1。総領事はチェスがお好きだったんでしょうか。



寝室なのでベッドもあります。これもやっぱりシンプル。



でも子供部屋は賑やかでした。木馬の上の熊が二日酔いみたいにぐったりしているのがちょっと残念…。

このほかにも大きなソファが置いてある居間があったのですが、テーブルの上にブライダルフェアのパンフレットが置いてあったので、そこは写真を撮らずにスルーしました。誰だ!せっかくの雰囲気を台無しにしたのは!!

最後に暖炉。



日本風?中国風?の風景画が描かれているのが面白かったです。暖炉は各部屋にありましたがとても小さくて、これで冬場の寒さをしのげたのかなぁと不思議に思います。

どの異人館もゆっくり見学したので、萌黄の館を出るころにはもう午後4時をまわっていました。しかし、元町方面行のバスに乗ろうと異人館のバス停に行ったら、目の前でバスが出発…気を取り直して次のバスが来るまで、バス停近くにあるパラスティン邸へお茶をしに行きました。

パラスティン邸はロシア人貿易商の住んでいた館で、大正初期に建てられたものだそうです。今はカフェになっているので内装はシンプルでしたが、お茶もケーキもおいしく、リフレッシュできました。

お茶の後、英国館横のショップでイギリスグッズを購入。英国館に行かなかったくせに、グッズだけはしっかり買うという。イギリスグッズはおしゃれでかわいいものが多かったです。私はユニオンジャック柄のりんごのブローチと、シャーロック・ホームズのキーホルダーを買いました。

お土産を買ったら、いよいよバスに乗って、異人館とさよならです。目指すは元町・南京町。

ループバスは一方通行なので、北野から元町まで行くのに途中神戸駅を経由したりして時間がかかりましたが、それでも元町に着いた時間は午後6時前。晩御飯を食べるには少し早すぎたので、元町のアーケードをぶらぶらと散策して時間をつぶしました。

いやしかし、いまさらですが神戸ってすごいですねー。モロゾフ、ユーハイム、風月堂、日本を代表する洋菓子店の本店が揃っているかと思えば、新しもの好きのお眼鏡にかなう新進気鋭のお店もあるという。もし私が神戸に住んでたら、毎日いろんなお店を食べ歩けるのになぁ…とうらやましくなります。財布の中身とスカートのウエストは心配だけど。

甘いものにも惹かれたけれど、さっき異人館のカフェでケーキを食べたばかりなので、自粛しました。

そして並びました。ここに。



南京町といえば、このお店。豚まんの老祥記です。土日に来るといつも長蛇の、いや大蛇の烈ができてるのであきらめていたのですが、この日は金曜日の夕方だったのでさほど人が並んでおらず、10分と待たずに食べることができました。ラッキー!



店内に食べるスペースがあったので、イートインしました。こぶりな豚まんは1個90円で、3個から注文できます。食べてみたら、想像していたいわゆるオイスターソースで味付けした肉まんの味ではなく、醤油ベースかと思われるさっぱりした味付けでした。私は肉汁じゅわ~脂ぎと~系の豚まんがあまり好きではないので、とても美味しくいただきました。

豚まんを食べた後、さらに南京町を散策して、いよいよディナーです。さっきケーキと豚まんを食べたばかりですが、気にしないない!
南京町の通り沿いのお店は、呼び込みがちょっと怖かったので、細い路地のアーケード寄りのところにある、焼鶏と水餃子が人気の劉家荘というお店に入りました。

単品料理も気になりましたが、ここは名物の焼鶏がついたコースを選択。出てくる料理はどれも美味しくて、食べるのに忙しくてつい写真を撮るのを忘れました。エヘ☆なので、気になる方はこちらをチェック!通販もやってるYO♪

お腹いっぱいになったら、今夜のお宿がある、ユニバーサルシティへ向かいます…がその前に三ノ宮駅前でウィンドウショッピング。マリメッコのお店で気になるワンピースを見つけ、試着する私。しかし胸周りがやや窮屈だったので、お店の人にもうひとつ大きいサイズはないかと聞いたところ、「これより大きいサイズはおつくりしていません」と言われ、この日最大のダメージを受けました。異人館のブライダル攻撃さえ、うまくかわせた私でも、これは無理でした…。

打ちひしがれつつ、ホテルへ移動。翌日は久しぶりのUSJです。去年の9月以来だから、約8カ月ぶりです。こんなにインターバルがあいたのは久しぶりだなぁ…えっ、しょっちゅう来すぎ?そんなぁ。


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