3月決算企業で注目度NO.1の東京電力。
その株主総会へ行ってきました。
会場のホテルに近づくと、何やら警官と報道陣が・・・やはり注目されています。
とりあえず早めに着くようにしたのですが正解。
いよいよ始りました・・・
議長は取締役会長の勝俣恒久
事業報告は震災前までは順調が3月11日で一転。
対処すべき課題は
a・・・原子力事故の一日も早い収束
b・・・原子力事故により多大なご迷惑をおかけしている方々への対応
c・・・安定供給の確保
d・・・経営の抜本的な合理化、投資・費用削減の徹底
質疑応答に入るという時にいきなり「動議」
＊質疑をすべて受けること
＊勝俣議長の信任の可否
しかしながら動議は却下
まずは書面による質問への回答・・・これは各副社長がQ&Aを早口に棒読み
Q経営の合理化？
A必要なもの以外は売却、役員の報酬カット
Q今後の原子力について？
A国のエネルギー政策を考慮
Q被災者への補償？
A公正迅速に国の指針にそって。
Q原発作業員の健康管理は？
A原発に医師を常駐、環境整備を行っている。
Q福島原発の震災直後は？
A地震では原子炉は停止したが、その後の津波（5ｍ想定→14～15ｍ）
外部電源が喪失、盛土喪失、送電線鉄塔喪失
給水までに時間がかかり炉心溶融
Q火力発電所は？
A9月までの燃料を確保
Q財務状態？
A事故による保証など厳しい。
そして株主との質疑応答
勝俣議長は都合の悪い質問は適当に答えておしまい。
このあと決議事項の決議・・・
ここで2人の大株主の過半数を上回る委任が威力発揮
東電の取締役の選任、監査役の選任は可決。
株主提案の原発撤退議案は否決
結局、菅不信任案のようにこの株主総会も出来レースだったのです。
9309人の株主はなんの為に株主総会へ？
数人の大株主の意見が通る・・・ならば東京電力は上場している意味はあるのか？
昔の銀行のように潰れない電力会社・・・アホくさい
その株主総会へ行ってきました。
会場のホテルに近づくと、何やら警官と報道陣が・・・やはり注目されています。
とりあえず早めに着くようにしたのですが正解。
いよいよ始りました・・・
議長は取締役会長の勝俣恒久
事業報告は震災前までは順調が3月11日で一転。
対処すべき課題は
a・・・原子力事故の一日も早い収束
b・・・原子力事故により多大なご迷惑をおかけしている方々への対応
c・・・安定供給の確保
d・・・経営の抜本的な合理化、投資・費用削減の徹底
質疑応答に入るという時にいきなり「動議」
＊質疑をすべて受けること
＊勝俣議長の信任の可否
しかしながら動議は却下
まずは書面による質問への回答・・・これは各副社長がQ&Aを早口に棒読み
Q経営の合理化？
A必要なもの以外は売却、役員の報酬カット
Q今後の原子力について？
A国のエネルギー政策を考慮
Q被災者への補償？
A公正迅速に国の指針にそって。
Q原発作業員の健康管理は？
A原発に医師を常駐、環境整備を行っている。
Q福島原発の震災直後は？
A地震では原子炉は停止したが、その後の津波（5ｍ想定→14～15ｍ）
外部電源が喪失、盛土喪失、送電線鉄塔喪失
給水までに時間がかかり炉心溶融
Q火力発電所は？
A9月までの燃料を確保
Q財務状態？
A事故による保証など厳しい。
そして株主との質疑応答
Q異常な災害というが責任回避ではないか？福島原発事故は人災では？水の放射線数値を公表しないのはなぜ？ A設置許可をうけて建設しているので人災ではない。水の数値はHPで公開。 Q原発見学時に女性は入場制限される場所があるのは？ A妊娠している方は影響が大きい Q企業年金を役員は辞退すべき？ A企業年金自体見直し対象である。 Q被災者への損害賠償、補償額の見込みは？事実上倒産している？役員は全財産を投出し生活保護ギリギリで生活を。 A法令等により一日も早い事故収束を。 Q環境に影響ない自然エネルギーは？ Aメガソーラ3か所、風力発電も検討中。 Q役員選任はどのように？ A社外取締役は独立性を重視 Q東電的体質（データ隠し、改ざん）で高濃度汚染水は大丈夫か？実は溢れているのでは？ A国、海外の英知を結集して努力している。 Q役員に当事者意識が足りないのでは？ A事故収束、電力の安定供給、賠償に努力中 Q震災直度にデータを発表しなかったのは？ A直後はデータを取ることができなかった。 Q東日本50ヘルツ西日本60ヘルツの統一は？ A統一するには膨大な時間と費用がかかる。 Q震災直後米国の応援を断ったのはなぜ？ A助言と技術提供を受けている。 Q磁界の影響について？ A磁界の計測はしているが各家庭の家電までは無理である。 Q取締役の報酬返還や報酬額を一人一人開示せよ。 A個人の開示はしていない。 Q総会会場が1～5まであるのに採決は正常に行われるのか？ Aしている。 2人の大株主の委任を受けていて、その決議権だけでも過半数を超えている ここで議長の本音が飛び出しました・・・ Q被災者対応は一時金100万円を1回だけ？ A53000世帯に一時金を渡しきったところ。2回目は検討中 Q福島の子供たちを疎開しろ A国・関連機関と決める Q首都圏のホットスポットについて？ A空気中、水の放射線測定など最大限努力 Q総務部が閉鎖的だある。 A貴重なご意見として承る。 Q清水社長の退職金は？ A役員会で退職金の話をするような時ではない Q福島原発にM7の余震が来たときの耐震性は？ A建屋補強対策中 Q汚染水の補償は？ A原子力損害賠償制度により補償 Q将来の子供への賠償は？ A国の指針による Q会長に責任はないのか？ Aまずは原発の事故収束 Q福島原発は原子力保安院など官の言いなりなのか？ A東電としても準備はしていたが想定外 Q社外の連携は？ A米国、フランスの技術者が福島で常駐 Q政・官の責任は？ A当事者として補償と事業の存続を第一に。 Q事故報告書はどうなっている？ A調査検証を社内で行っている、また国の調査検証 Qリスクマネージメントは？ A内部統制管理の検証 Q公務員出身者はどれくらいの人数？ A50人ほど・・・気象、海事に精通しているため Q借入金がおおすぎるのでは？ A電力安定供給のための資金 Q代替エネルギーは？ A太陽光発電などをベストミックスする。 ここで2回目の動議 ＊議長解任 ＊全ての質問を受けるように ＊休憩を挟むように すべて却下 |
勝俣議長は都合の悪い質問は適当に答えておしまい。
このあと決議事項の決議・・・
ここで2人の大株主の過半数を上回る委任が威力発揮
東電の取締役の選任、監査役の選任は可決。
株主提案の原発撤退議案は否決
結局、菅不信任案のようにこの株主総会も出来レースだったのです。
9309人の株主はなんの為に株主総会へ？
数人の大株主の意見が通る・・・ならば東京電力は上場している意味はあるのか？
昔の銀行のように潰れない電力会社・・・アホくさい
