セブン‐イレブン・ジャパンは、セブンプレミアムの人気アイスクリーム「まるで」シリーズにおいて、高価格帯の「銀座千疋屋 まるでクラウンメロン」(321円)を4月中旬に発売する。3月27日に開催した商品政策説明会で、同社の青山誠一商品本部長がその狙いを語った。 「まるで」シリーズのコンセプトは「冷凍した果物をそのまま食べているような食感のアイス」「旬の時期に食べたいフルーツを気軽に食べることができるアイス」だ。 セブンプレミアムとして、2014年に「まるでマンゴーを冷凍したような食感のアイスバー」などが登場。これまで26種類を発売し、シリーズ累計で1.3億本を販売してきた。 直近のラインアップを見ると、23年8月に「まるで巨峰」(213円)、同年9月に「まるで紅はるか」(181円)、同年11月に「まるで山形県産ラ・フランス」(170円)、24年1月に「まるで甘熟とちおとめ苺」(181円)、同年2月に「まるで完熟北海道メロン」(203円)、同年3月に「まるでピンクグレープフルーツ」(170円)を発売している。 セブンのアイスクリームの売り上げ(月別)を見ると、23年度は前年同月比110〜120%と推移しており、年間を通じて大きく伸びたカテゴリーだった。猛暑の影響もあるが、商品力のある「まるで」シリーズの貢献も大きい。 そんな「まるで」シリーズの価格帯は150〜200円が多く、セブンが取り扱っているアイスのラインアップでは中価格帯に位置する。低価格帯は「ガリガリ君ソーダ」や「みぞれいちご」(ともに86円)、高価格帯は350円前後の「白くま」シリーズなどが挙げられる。 セブンでは、消費の二極化などのトレンドを受け、価格の松竹梅戦略を採用している。アイスでは、ガリガリ君が「梅」、「まるで」シリーズが「竹」、白くまシリーズが「松」という位置づけだ。 ●高級シリーズ投入 そうした中、好調な「まるで」シリーズをより強化する戦略として、321円という価格の「銀座千疋屋 まるでクラウンメロン」を投入する。銀座千疋屋(東京都中央区)は1894年創業の老舗果物専門店だ。同社の知見を生かすとともに、静岡県産のクラウンメロンを使用することで、シリーズ史上初の高級な味わいを目指す。発売は4月15日週を予定している。 これまでに発売した「まるで」シリーズにおけるメロン系の商品としては、「まるでクラウンメロン」(213円、販売終了)や、「まるで完熟北海道メロン」(203円)があるが、それよりも100円以上高い。 セブンの「まるで」シリーズ内における松竹梅戦略は、消費者の支持を得られるか。(ITmedia ビジネスオンライン) |
千疋屋のクラウンメロン、食べてみたいですね。
でも、これからの季節ガリガリ君も美味しいなあ。
ちなみに松竹梅とは・・・
蕎麦屋や寿司屋のメニューで『特上・上・並』を『松・竹・梅』に置き換えるようになったことが始まりだとされています。